過去ログ - 士郎「それで…誰も泣かずにすむのなら――」
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429:名無しNIPPER[saga]
2016/02/01(月) 21:07:10.43 ID:mGd/Gvos0
繰り返される剣戟に終わりはないのだと悟る

既に敵は指を骨折し、あらゆる場所を斬られている

それでもこの敵は止まらない

この敵は決して自分からは止まらない

勝てぬと知って、なお挑み続けるその姿に

その姿は自分が憎み続けた過ちに他ならない

だというのに――

アーチャー「そこまでだ、消えろ――」

敵がが今まで防げなかった渾身の一撃

それは容易く弾かれ、左胸ががら空きになる

しかしその衝撃で敵の腕と足が折れたのがわかる

折れていない方の攻撃が来るも、自分ならば簡単に防げる

そして切り返せば彼は死に、自分の勝ちと――

士郎「間違いなんかじゃない!」

――まっすぐなその視線

士郎「――決して、間違いなんかじゃないんだから!!」

間違いじゃない、その言葉を聞き、敵を殺そうとした必殺の一撃が止まる

そして、自分の胸に刃物が突き刺さる

何故今の攻撃が止まってしまったのかはわからない

ただ一つわかっているのは――

士郎「俺の勝ちだ、アーチャー」

アーチャー「――ああ。そして私の敗北だ」


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