過去ログ - 士郎「それで…誰も泣かずにすむのなら――」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/02/01(月) 21:21:48.21 ID:mGd/Gvos0
自分はサーヴァントだ、貫かれたぐらいでは簡単に反撃できる
それをしようと思わないということは、自分は彼を認めてしまったのだろう
少年が剣を引き抜く
魔力が尽きかけているのか、自分の傷はもう治らない
セイバー「シロウ、大丈夫ですか?」
士郎「ああ、なんとか――あれ?傷が塞がってきてる」
アーチャー「セイバーの鞘のおかげだ。衛宮切嗣があの火災の際、お前を助けるために埋め込んだものだ」
士郎「セイバーの鞘?」
セイバー「なるほど、シロウの傷がすぐ治るのはそのためですか」
凛「士郎無事!?ってアーチャー、アンタその傷どうしちゃったのよ」
あんな目にあわしたというのに、彼女は未だパートナーとして自分を心配するというのか
アーチャー「――まったく、つくづく甘い。彼女がもう少し非道な人間なら、私もかつての自分に戻らなかったものを」
セイバーがついている、凛はもう大丈夫だろう
アーチャー「ともあれ決着はついた。お前を認めてしまった以上、エミヤなどと言う英雄はここにはいられん。――敗者はそうそうに立ち去るとしよう」
立ち去ろうとしてその気配に気づく
士郎「え?」
少年を何とか突き飛ばすが自分には無数の剣が突き刺さる
セイバーや現れた男が何かを言っているが聞き取れない
そんな中再び第二射が飛んでくる
さて、かつての約束通り自分が相手をするのもいいが
あの男と約束したのはかつての自分だ、ならば――
――お前が倒せ
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