過去ログ - 士郎「それで…誰も泣かずにすむのなら――」
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名無しNIPPER
[saga sage]
2015/09/09(水) 19:40:10.73 ID:fxC1oYVs0
士郎「だが?」
アーチャー「この雑種は特別だったようだ。不安定だがこの我をわずかばかり縛っている」
士郎「それってお前が――アーチャーが遠坂の命令に逆らえないってことか?」
凛「逆らいまくってるわよこいつ」
アーチャー「王であるこの我が雑種ごときの命に従う道理はなかろう」
士郎「じゃあ何でアーチャーは遠坂に何もしてないんだ?万死に値するんだろう?」
アーチャー「む――」
凛「どうかしたアーチャー?」
アーチャー「我の宝物庫を開けた盗人――いやこの感じは――」
凛「だからどうしたのよ、何かあったわけ?」
アーチャー「――くく、面白い事になりそうだぞ雑種」
凛「どういう事よ?」
アーチャー「今はまだ気にすることはない。お前はただいつも通り我の臣下として動いておればいい」
凛「もったいぶらずにさっさと言いなさいよ」
アーチャー「楽しみは後に取って置く方が良かろう?なに、心配せずとも直にわかるだろうさ、生き残ってさえおればな」
凛「へえ…やる気がなさそうだったあんたがそんな顔するなんてよっぽど良くない事なんでしょうね」
アーチャー「斯様な偶然、二度と巡り合えんぞ?此度の聖杯戦争、我が本気を出す価値となりそうだ」
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