過去ログ - 士郎「それで…誰も泣かずにすむのなら――」
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54:名無しNIPPER[saga sage]
2015/09/09(水) 19:41:32.37 ID:fxC1oYVs0
夜中――

士郎「ふぅ、昨日と一昨日はやれなかったからな」

土蔵の中、二日ぶりに魔術の鍛錬を再開する

士郎「――同調、開始(トレース・オン)」

いつも通り、自分自身に対する暗示の言葉を述べある魔術を発動させる

士郎「――基本骨子、解明。――構成物質、解明」

ここまではいつも成功するが、ここから先で失敗する

士郎「――構成物質、補強」

だがあの日の晩、ランサーに襲われたときは成功した
あの時の感覚を思い出せ――

士郎「――っ、失敗か。……また気分転換でもするか、――投影、開始(トレース・オン)」

手元に思い浮かべた見た目の部品が落ちるのを感じる

士郎「……やっぱり中身のない空っぽか」

アーチャー「ほう、なかな面白い芸当をするではないか」

士郎「ッ!!アーチャー!?遠坂と一緒に出掛けたんじゃ――」

アーチャー「何故我が凛に付き合わねばならん」

士郎「お前、遠坂と一緒にいないときは遠坂の事名前で呼ぶんだな」

アーチャー「あれは雑種と呼んだときの反応が面白いのでな」

士郎「確かに雑種って呼ばれる度に変な顔を――」

アーチャー「ほう。ただの人形かと思うたが、愉悦はわかるようだな」


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