過去ログ - 二宮飛鳥「──出逢い(ハジマリ)のクロニクル」
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5: ◆ekZfrjcd.fgD[saga]
2015/09/02(水) 03:27:00.29 ID:mNLfsxhvo
蘭子「して、飛鳥よ。汝れは、何故我らが居城へと参ったのだ?」

飛鳥「おっと、そうだった──……いや、そんなに大した用がある訳ではないのだけれど──……ただ、キミにこれを届けようと思ってね」スッ…

蘭子「! これは……我が魔導書(グリモワール)!」
以下略



6: ◆ekZfrjcd.fgD[saga]
2015/09/02(水) 03:27:51.12 ID:mNLfsxhvo
蘭子「…………と……う」

飛鳥「?」

蘭子「あ……ありが……と……う……」
以下略



7: ◆ekZfrjcd.fgD[saga]
2015/09/02(水) 03:28:47.38 ID:mNLfsxhvo
蘭子「……頼みたいこと?」

飛鳥「そのスケッチブック──……いや、キミの言うところの魔導書を、是非ともボクに見せては貰えないだろうか」

蘭子「!?」
以下略



8: ◆ekZfrjcd.fgD[saga]
2015/09/02(水) 03:30:01.38 ID:mNLfsxhvo
飛鳥「もしもキミがその魔導書をボクに見せてくれるというのなら──……この聖典に記された全てを、キミに開示しよう」

飛鳥「それでもダメだと言うのなら、仕方がない。その時は、潔く諦めるさ」

蘭子「……そこまでして、なぜ我が禁忌を紐解かんとする? 汝れの行為は、我等のような瞳を持つ者にとって、地獄の炎に焼かれるに等しき苦行であろうに」
以下略



9: ◆ekZfrjcd.fgD[saga]
2015/09/02(水) 03:33:14.12 ID:mNLfsxhvo
飛鳥「……もちろん、必ずしもそれでよい結果が生まれるとは限らない。だけどボクは知りたいんだ。キミとボクの可能性を」

飛鳥「だから、ボクはもっとキミのセカイについてより深く知りたいし、キミにもボクのセカイについて理解(わか)って貰いたい……」

飛鳥「その為にも、キミのセカイの全てが集積されているであろう、キミにとってのアカシックレコードとでも言うべきその魔導書を、是非とも繙いてみたいんだ……」
以下略



10: ◆ekZfrjcd.fgD[saga]
2015/09/02(水) 03:34:01.98 ID:mNLfsxhvo
蘭子「だが──その……何だ……」

飛鳥「……うん?」

蘭子「……その……笑わない、でね?」
以下略



11: ◆ekZfrjcd.fgD[saga]
2015/09/02(水) 03:34:50.49 ID:mNLfsxhvo
武内P(…………)ピクッ

武内P(……プロジェクトルームの中から話し声?)

武内P(確か、今日のこの時間……プロジェクトのメンバーの中でフリーなのは神崎さんだけの筈ですが……)
以下略



12: ◆ekZfrjcd.fgD[saga]
2015/09/02(水) 03:35:21.33 ID:mNLfsxhvo
武内P「…………」

武内P(……一体何がどうなってこのような状況になったのかはわかりませんが……)

蘭子「わぁー……」キラキラ
以下略



13: ◆ekZfrjcd.fgD[saga]
2015/09/02(水) 03:36:01.44 ID:mNLfsxhvo
その後、蘭子と飛鳥は『ダークイルミネイト』という部署を跨いだユニットを結成。
その独特な世界観でコアなファンを多く生み出すことになるのだが……それはまた別のお話。

おわり


14: ◆ekZfrjcd.fgD[saga]
2015/09/02(水) 03:36:37.61 ID:mNLfsxhvo
おまけ


─都内某カラオケ店─

以下略



15: ◆ekZfrjcd.fgD[saga]
2015/09/02(水) 03:37:28.91 ID:mNLfsxhvo
未央「いやあ、何というかあの二人……カラオケでも独自の世界観を作り上げてるよねぇ」

卯月「ですねー」

凛「…………」ボー
以下略



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