過去ログ - 北条加蓮「……叫ぶことがない!」
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1:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 21:01:28.27 ID:YVkOmQgm0
――事務所の休憩室――
北条加蓮「私にも叫ばせろやああああああああああ!!!」
高森藍子「ひゃあああああああああああああ!!?」
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2:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 21:02:04.00 ID:YVkOmQgm0
――注意事項――
安部菜々「いつか来る試練……!」
高森藍子「隠されてしまったらいいのに……!」
3:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 21:02:38.30 ID:YVkOmQgm0
安部菜々「は?」
藍子「び、びっくりしたぁ……。あ、加蓮ちゃんだったんですね、今の……」
加蓮「ぜーっ、ぜーっ……ゲホゴホ……ぜーっ、ぜーっ」
4:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 21:03:23.49 ID:YVkOmQgm0
菜々「で? 私にも叫ばせろ、とは?」
加蓮「いや、あのさ……ゲホッ……もう夏が終わったじゃん」
菜々「終わりましたねえ。ここ最近は急に涼しくなって、体調管理が大変ですよ」
5:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 21:03:58.21 ID:YVkOmQgm0
藍子「私がやったのは、静かなカフェの店長さんだけで……それに、小さな役ですから」
菜々「16歳の藍子ちゃんが28歳の役をするのってすごいですよね! ナナはドラマとか出てませんし、ああ、じゃあLIVEですか!」
菜々「あれ? でもそんなLIVEしましたっけ? ナナ達。どっちかっていうと藍子ちゃんに合わせてゆったりめのLIVEばっかりやっていたような」
6:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 21:04:43.38 ID:YVkOmQgm0
加蓮「……。LIVEの話じゃなくてさ、ほら、今年の夏は――」
菜々「せめて何かツッコんでくださいよぉ!」
加蓮「いや、もう菜々の自爆芸ってマンネリ化してない? 今だってちょっとした会話で何回くらい自爆したのよ」
7:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 21:05:34.28 ID:YVkOmQgm0
加蓮「ねー。で。私は?」
加蓮「私に水着の仕事は?」
加蓮「私に水着の仕事が来て絶叫する展開は!?」
8:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 21:06:13.36 ID:YVkOmQgm0
菜々「んなっ! そういうこと言うならっ、加蓮ちゃんこそ! ここでナナ達を相手に愚痴っているくらいならPさんのとこ行ったらどうですかねえ! 加蓮ちゃんの仕事を決めてるのナナ達じゃありませんし!」
加蓮「Pさんに迷惑なんてかけられないでしょ!」
菜々「ナナ達にはかけていいと!?」
9:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 21:06:58.36 ID:YVkOmQgm0
藍子「ほら。夏はもう終わっちゃいましたから、じゃあ次は、秋にやりたいことを考えるんです。そうしたら、ほらっ。終わってから、あれがやりたかったって後悔することも、きっとなくなりますから」
菜々「なるほど! 藍子ちゃんは大人ですね〜。それに比べて同い年の加蓮ちゃんは」
加蓮「ぬぐぐ……うー、水着、着たかったなー……」
10:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 21:07:43.30 ID:YVkOmQgm0
加蓮「ふうっ。よし、スッキリした」
11:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 21:08:28.29 ID:YVkOmQgm0
加蓮「……やけに詳しくない?」
菜々「ハッ! な、ナナの学校は就職が盛んですからね、ほら先生も口酸っぱく言うんですよたぶん!」
加蓮「たぶんて」
12:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 21:09:13.43 ID:YVkOmQgm0
加蓮「たまには恩も売っておかなきゃね」
藍子「もー、恩なんて、売ってもらわなくてもいいのに」
菜々「藍子ちゃんの恩は全品100%オフですね!」
13:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 21:09:58.31 ID:YVkOmQgm0
藍子「あ、じゃあ、私ちょっと準備を。少し待っててくださいね」パタパタ
菜々「ナナはいつでも出られますからね!」
加蓮「藍子の準備……ちょっと私も手伝ってくる」バッ
14:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 21:10:43.65 ID:YVkOmQgm0
――街中(カラオケ終了後)――
菜々「はーっ、歌いました歌いました♪」
加蓮「菜々の歌がすごいから……ついムキになっちゃったよ。ごめん藍子、重たくない?」ヨリカカリ
15:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 21:11:28.35 ID:YVkOmQgm0
藍子「あの……17歳、ですよね?」
菜々「ギャー! 藍子ちゃんにまで突っ込まれた!?」
加蓮「むしろなんで突っ込まれないと思ったの」
16:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 21:12:13.57 ID:YVkOmQgm0
菜々「おっと、バスが行っちゃったばっかりみたいですね。せっかくだから歩きましょうか!」
加蓮「だねー。バスって言えばこの前、車内で藍子の広告を見たよ」
藍子「え、私の?」
17:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 21:12:58.64 ID:YVkOmQgm0
加蓮「でもいいよね、ああいう広告。街中で自分を見たら、あ、なんかアイドルやってるなー、って気持ちになれて」
菜々「ナナは逆にシャキッとしちゃいますね! いえ、とってもいいことなんですけど、背筋がピンと伸びちゃうというか」
加蓮「よし、ちょっと探してみよっか。菜々の広告」
18:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 21:13:43.75 ID:YVkOmQgm0
――しばらくして――
加蓮「…………」(広告数0)
菜々「…………」(広告数1)
19:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 21:14:28.72 ID:YVkOmQgm0
加蓮「自分に自信を持つのって大切だねー。それにしても菜々、アニメに参加したんだ」
菜々「ええ! 前々からPさんにやりたいって言い続けてて。ちょうどスケジュールもいい具合に空いていたので、参加させてもらっちゃいましたよ!」
加蓮「やっぱそういうのは言うべきかー……」
20:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 21:15:13.77 ID:YVkOmQgm0
加蓮「アニメのアテレコってどうなの? 大変だって聞くけど」
菜々「やっぱり大変でしたねぇ。家ではよく練習していたんですけど、なかなか上手くいかないというか。声だけでっていうのはキツイってこと、改めて分かりました!」
藍子「そういえば……ドラマでは、動きを大切にしろってよく言われますよね。動きとか、表情とか」
21:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 21:15:58.69 ID:YVkOmQgm0
――買い物はわずか20分で終わりました――
藍子「〜〜〜♪」
菜々「いやあ、なんともあっけなかったですね」
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