過去ログ - 元奴隷「ついに念願の奴隷を買った」
1- 20
1:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 21:46:46.39 ID:eqYlXexr0
元奴隷「長かった……」

元奴隷「人買いに買いつけられたのが十二歳……自分で自分を買い取って独立したのが二十二歳……苦節十三年、ついに俺の努力はここに結実した!」

元奴隷「これで俺も使う側だ! もう誰にも使われない! 人を顎で使って金を儲けられる! 馬車馬のように働かせて金を稼げる! 左団扇のバラ色人生が俺を待ってる!」

元奴隷「うっはははははは! 笑いが止まりませんよこれは――――!!」

元奴隷「さて、そろそろ買いつけに行った執事君が帰ってくる頃だな。なるべくえらそーにして待っててやろう。ナメられたくないし」

元奴隷「あぁ〜早く帰って来ないかな〜」ウキウキ


執事「ただいま戻りました、ご主人様!」

元奴隷「お、ご苦労。ちゃんと生きのいいの買ってきた?」

執事「はい! ご主人様のお気に召されるような者を買いつけて参りました!」

元奴隷「そうかそうか、そりゃよかった……で、どこにいるんだ? ていうか、そこにいる女の子誰?」

少女「…………」

執事「あ、ご紹介しますね。……あ、そうでした。まだ名前がないんですよ。適当なお呼び安いお名前をおつけになったらよろしいかと」

元奴隷「名前がない? どーいうこっちゃ、ないわけなかろ。ヘイカノジョ、名前何よ?」

少女「>>2


名前じゃなくてもいいです

SSWiki : ss.vip2ch.com



2:名無しNIPPER[sage]
2015/09/03(木) 21:47:09.19 ID:npEviWHdO
プレシア


3:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 21:58:24.97 ID:eqYlXexr0

元奴隷「はいはいプレシアちゃんね……プレシア? 皇国系の名前だよね。珍しいな」

執事「はい! 数年に一人出るか出ないかの超目玉商品だそうです! 競り落とすのには中々苦労しましたよ〜」

以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 22:08:51.14 ID:eqYlXexr0

元奴隷「いや、お前の姉も十分可愛いとは思うけど、俺そもそも年下は対象外だし、つかンなこたどーでもいいんだよ。え、ちょっと待って。俺とお前の間に重大な認識の齟齬が生じてる気がする」

元奴隷「俺が汗水垂らして死に物狂いで稼いできた金貨三十枚。これだけありゃ買いつけた農園で働かす分の奴隷はがっつり買いこめるはずだよな?」

以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 22:18:21.61 ID:eqYlXexr0

執事「すすすすすいませんでした! 僕また勘違いでそそっかしいことをしてしまいました!」

元奴隷「嘘をつくなぁ! ふざけてたんだろ!? その子ただのお友達だろ!? 俺を担ごうってんだろなあ!」

以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 23:05:21.77 ID:eqYlXexr0

元奴隷「何が放流だよウナギじゃあるまいし……いや、額が額だ。話せば分かってもらえる。最悪お前のケツで手打ちにしてもらう」

執事「ちょ、勘弁してくださいよ! 僕そういう趣味ないです!」

以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 23:06:09.97 ID:eqYlXexr0

元奴隷「はい何か? お茶くらいなら出してあげるよ。何なら茶菓子もつけようか」

少女「いえ、そのような厚遇に預かるなど、私にはもったいないです……」

以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/09/03(木) 23:14:35.16 ID:eqYlXexr0

執事「……あ、姉を呼んで参ります」

元奴隷「ああ。後まともな服と下着ね。丈短すぎるだろ誰用だよ。犬でも着らんねーよこんなワンピース。どんだけ布が惜しかったんだよ」

以下略



112Res/62.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice