1:だりやすかれんだよー ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2015/09/04(金) 00:06:00.51 ID:+w5QS0P0o
―――事務所
加蓮「…………ん」モゾ
加蓮「ふあぁ……ぁふ」
加蓮「……んー……」ムク…
加蓮「…………」ボーッ
P「――お。起きたか、加蓮」
加蓮「んん……。おぁよー……」クシクシ
P「よく寝てたな」
加蓮「……あさ……?」
P「違う違う、夕方」クス
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2: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2015/09/04(金) 00:08:15.10 ID:+w5QS0P0o
加蓮「ゆうがた……。あぁそっか、事務所だっけここ……んーっ」ノビーッ
P「目ぇ覚めたか?」
加蓮「うん、起きたよ――ていうか暑い、毛布掛けすぎっ」バサッ
3: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2015/09/04(金) 00:09:37.81 ID:+w5QS0P0o
P「とか言いながら、嬉しそうだな」
加蓮「べ、別にそんなことっ…………あるけどさ」
P「ふふ、そっか」
4: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2015/09/04(金) 00:11:20.30 ID:+w5QS0P0o
P「あはは、真正面から言ったら真っ赤になって逃げ回るだろうしな」
加蓮「あ、それはそれで面白そう♪」
P「やめてやれって……。嫌われても知らないぞ?」
5: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2015/09/04(金) 00:13:37.39 ID:+w5QS0P0o
加蓮「Pさんきらい」
P「ご、ごめんって……李衣菜も泰葉も、加蓮を悪く言うはずないだろ?」
加蓮「……ふふ、だよね。それこそあり得ないよね」
6: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2015/09/04(金) 00:15:35.76 ID:+w5QS0P0o
加蓮「や、やー……やっぱりほら、こ、心の準備ってやつ? いるじゃないっ?」
P「あーはいはい」
加蓮「ふふ、恥ずかしい。……えへへ、ふふふっ」
7: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2015/09/04(金) 00:18:53.46 ID:+w5QS0P0o
加蓮「うん、あったかいの。幸せすぎて、って言うと大袈裟かもしれないけど」
P「幸せ、か……」
加蓮「……ね、ちょっと手、出して?」
8: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2015/09/04(金) 00:21:20.23 ID:+w5QS0P0o
P「……うん、あったかいな」
加蓮「おっきくて、優しい手……。この手が、私をここに連れてきてくれたんだよね」
加蓮「私と向かい合ってくれて、私のこと、真剣に考えてくれて――」
9: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2015/09/04(金) 00:23:18.16 ID:+w5QS0P0o
P「…………」
加蓮「たぶん、別の未来だってあったかもしれないけど……」
加蓮「今の私は、Pさんやちひろさん、李衣菜と泰葉がいたからあるんだって思ってる」
10: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2015/09/04(金) 00:26:34.30 ID:+w5QS0P0o
―――
11: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2015/09/04(金) 00:28:02.11 ID:+w5QS0P0o
加蓮「う〜……。二人には絶対内緒だからねっ」モゾ
P「真っ赤になって逃げ回るのは加蓮だろうからなー、ははは」
加蓮「絶対だからねっ、言ったらほんとに嫌いになるからね!」
12: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2015/09/04(金) 00:30:33.06 ID:+w5QS0P0o
P「それにしても……二人とも、どこまで買い物しに行ったんだろうなぁ」
加蓮「ふぅん、買い物に行ってるんだ?」
P「ああ。……っと、目的は聞いてないけどさ」
13: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2015/09/04(金) 00:32:27.28 ID:+w5QS0P0o
加蓮「はぁ、もう……。ていうか、私抜きで買い物なんてずるい……私も行きたかったな」
P「ぐっすり寝てたからなぁ、起こすのも気が引けたんだろ」
加蓮「むー、今度からは疲れてても寝ないように……」
14: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2015/09/04(金) 00:33:44.96 ID:+w5QS0P0o
加蓮「あ――」
P「おー、おかえり。遅かったな」
李衣菜「はい、ただいまです。いやぁ、結構悩んじゃって」
15: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2015/09/04(金) 00:34:55.99 ID:+w5QS0P0o
加蓮「どうしたもこうしたもないよ。一緒に買い物行きたかったのに」
泰葉「あ……えっと」チラッ
P「んー。内緒にしてたほうが良かったろ?」
16: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2015/09/04(金) 00:35:53.26 ID:+w5QS0P0o
P「はは、二人から聞いたほうが早いよ。な?」
李衣菜「はいっ。……泰葉、せーので……」
泰葉「ええ、せーの……」
17: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2015/09/04(金) 00:37:04.34 ID:+w5QS0P0o
加蓮「――――」
泰葉「はい、加蓮。これが誕生日プレゼント」
加蓮「――――」
18: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2015/09/04(金) 00:39:18.80 ID:+w5QS0P0o
李衣菜「あぁ、なんだ」ホッ
泰葉「てっきりプレゼントが気に入らなかったのかと……」
加蓮「そ、そんなことない! ただ、いつもは当日か過ぎてからだったから、びっくりしちゃって……!」
19: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2015/09/04(金) 00:41:07.60 ID:+w5QS0P0o
加蓮「う、うん……ありがと。……これ、大切にするから……!」
李衣菜「うんっ。そしたら、これからまた一年……」
泰葉「よろしくね、加蓮」
20: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2015/09/04(金) 00:43:46.08 ID:+w5QS0P0o
加蓮「……ねっ、李衣菜、泰葉。手、貸してくれる?」
李衣菜「へ? ……こう?」
泰葉「……? はい、どうぞ」
21: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2015/09/04(金) 00:46:09.80 ID:+w5QS0P0o
李衣菜「よ、よく分かんないんだけど」
泰葉「ふふっ……加蓮が嬉しそうならいいじゃない」
李衣菜「へへ、うん。そだね」
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