過去ログ - 高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「誕生日の前の日に」
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1:名無しNIPPER[saga]
2015/09/04(金) 19:13:43.98 ID:OZklYv5x0
――おしゃれなカフェ――

高森藍子「…………えっと、皮肉ですか?」

北条加蓮「うん、第一声にそれが来たあたり、そろそろ藍子も私のことが分かってくれてるかな?」

藍子「いや……だって、これって」

加蓮「で、今日は後からやってきた藍子の為に『ショートケーキ』を用意してみた訳だけれど、どう? お眼鏡には叶った?」

藍子「あの……すっごく、コメントが難しいです、これ。……あ、そうだっ!」

藍子「じゃあ、これは私から加蓮ちゃんへのプレゼントにしちゃいますっ。前祝い、ってことで!」

加蓮「へー、藍子は人が悩んで悩んで考えに考えた物を自分はいらないからってぽいって突っ返す子だったんだ、へー」

藍子「……………………」ジトー

加蓮「ふふっ。こんにちは、藍子」

藍子「……こんにちは、加蓮ちゃん。今日は一段と訳分かんないです」


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2:名無しNIPPER[saga]
2015/09/04(金) 19:14:07.67 ID:OZklYv5x0
以下の作品と同じ設定の物語です。

・北条加蓮「藍子と」高森藍子「カフェテラスで」
・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「カフェテラスで」
・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「膝の上で」
以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2015/09/04(金) 19:14:46.22 ID:OZklYv5x0
加蓮「意趣返しって言うのかな。どうも夏休みが明けた頃からこの手の差し入れが増えちゃってねー、次の身体測定が怖い怖い」

藍子「加蓮ちゃん、前に私にいっぱい食べるようにって言っていましたけれど……加蓮ちゃんこそ、もうちょっと健康的になった方が」

加蓮「えー」
以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2015/09/04(金) 19:15:32.33 ID:OZklYv5x0
加蓮「学校の話をすると地雷を踏む。昔の話をすると地雷を踏む。プライベートについて聞くと地雷を踏む」

加蓮「むしろ地雷原の上でどれだけダンスして生き残れるかってゲームができそうかな? そういうアプリとかどうだろ」

藍子「どうだろ、なんて言われても……」
以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2015/09/04(金) 19:16:16.00 ID:OZklYv5x0
加蓮「いっそぜんぶの地雷を晒し者にしよっか。ああダメだ、藍子が泣く」

藍子「私が泣くんですか!?」

加蓮「だってさー……私が死ぬのを想像、もとい妄想して泣いちゃう子でしょ?」
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2015/09/04(金) 19:17:01.10 ID:OZklYv5x0
藍子「いえ。私には思いつかないことだから……でも、加蓮ちゃんの言っていることって、私に隠しちゃうってことですよね?」

加蓮「ん」

藍子「それは、ちょっとやだな……って」
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/09/04(金) 19:17:45.96 ID:OZklYv5x0
藍子「それで加蓮ちゃんが、何かを変えられるなら、私で良ければ……って」

加蓮「……藍子ってやっぱり変だよね。私より、ずーっと変」

藍子「ええっ!? そんなっ」
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/09/04(金) 19:18:31.49 ID:OZklYv5x0
加蓮「しかも埋め込まれた地雷を掘り始めたよこの子。もう明日から変な子って呼ぶようにしよ」

藍子「やめてくださいー! こっちは加蓮ちゃんとあんまり関係ないですっ、だってあんな言い方されたら気になっちゃうじゃないですか!」

加蓮「例えばそれが、思い出すだけで目元を拭いたくなるような話でも?」
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/09/04(金) 19:19:16.12 ID:OZklYv5x0
加蓮「前言撤回するなら今だよ。私なんていっつも藍子を騙して弄んで、ケラケラ笑うことしか考えてないんだから」

藍子「加蓮ちゃんっ」

加蓮「ん、ん?」
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/09/04(金) 19:20:01.08 ID:OZklYv5x0
(5分後)

加蓮「ただいま」

藍子「おかえりなさい」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/09/04(金) 19:20:46.29 ID:OZklYv5x0
藍子「えいっ」ペチ

加蓮「あたっ」

藍子「誰だって落ち着かない時はあります。それに、ついやりすぎちゃうことだって。それは、誰にだってあることかもしれません」
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/09/04(金) 19:21:31.58 ID:OZklYv5x0
加蓮「なんかいろいろ話があっちこっち飛んでったなー。何の話だっけ……ああそうそう、ご飯ねご飯」

加蓮「まー、ほら、昔さ、痩せすぎてる私にご飯を詰め込んでくる馬鹿がいて。トイレでお花畑の映像が必要になったことを思い出しました。終わり」

藍子「……ええと、それってもしかして、そのぉ……」
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/09/04(金) 19:22:16.30 ID:OZklYv5x0


藍子「…………」スクッ


以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2015/09/04(金) 19:23:01.49 ID:OZklYv5x0
藍子「ふふふっ。同じことは2度も通じないかなって」

加蓮「びっくりしたんだけど!? ってか藍子がいなくなっちゃいそうで今ちょっと軽く絶望しそうになったよ!?」

藍子「大丈夫です。もし加蓮ちゃんがそれくらい悪いことをしちゃったら、私は、いなくなっちゃうんじゃなくて、叱ってあげることにしましたから」
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2015/09/04(金) 19:23:46.46 ID:OZklYv5x0
藍子「私、前に言いました。自分を傷つけるくらいなら、ナイフは私に向けてくださいって」

加蓮「いや、さすがにそこまで割り切るのって無理でしょフツー……」

藍子「もう1つ、言ったことがあります」
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2015/09/04(金) 19:24:31.50 ID:OZklYv5x0
加蓮「はー…………なんかごめんね、ホント…………」

藍子「いえいえ。私は、大丈夫ですよ。加蓮ちゃんの辛くないようにしてくださいね」

加蓮「うん、えいっ」(両頬を叩く)
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2015/09/04(金) 19:25:16.71 ID:OZklYv5x0



加蓮「そろそろ食べてあげてよ。ショートケーキ」

以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/09/04(金) 19:26:01.79 ID:OZklYv5x0
加蓮「前にPさんとミーティングしてる時、試しに飲んでみたんだ。そしたら思ったより美味しくて。もちろん苦いけど、それがクセになっちゃった」

藍子「Pさん、いつもコーヒーはブラックですよね。私もいつか一緒に……」

加蓮「それじゃ私とかぶるじゃん。藍子はお茶にしなよ」
以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2015/09/04(金) 19:28:16.83 ID:OZklYv5x0
※また忘れてた……申し訳ございません。訂正です。
>>7 5行目の藍子のセリフ
誤:Pさんや現場の〜 正:モバP(以下「P」)さんや現場の〜


以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2015/09/04(金) 19:29:01.63 ID:OZklYv5x0
加蓮「ううん。『蛍火』にしよう」

藍子「jewelriesのですか?」

加蓮「あの歌、けっこう強敵だよ。お腹から声をどれだけ出しても表現しきれないもん。でも怒鳴ればいいって問題でもないし」
以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2015/09/04(金) 19:29:46.98 ID:OZklYv5x0
加蓮「っていうより、アニメの主題歌をカバーできることがすごく嬉しそうだった。ほら、奈緒ってさ、私とはまた違う意味でアイドルに憧れてたから」

加蓮「アイドルっていうか、二次元の世界? アイドルって二.五次元って誰かが言ってたような……まあ、とにかく、憧れてて、アイドルになった後は何か関わってみたかったとかなんとか。奈緒もまた夢を叶えたってことでしょ」

藍子「ふふっ。すてきなお話ですね」
以下略



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