過去ログ - 北条加蓮「お酒が飲める歳になって」
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1:名無しNIPPER[saga]
2015/09/05(土) 21:04:21.91 ID:vWepLyU60
――事務所 夜――
モバP(以下「P」)「…………」ジー
安部菜々「…………」ジー
高森藍子「…………」ジー
お酒 < ノマナイノ?
北条加蓮「えっ、えっ、何これ? なんでじいって見てるのよ……何か言ってよ。ねえ」
P「いや、その……な?」
菜々「藍子ちゃんの時は良かったんですけど、加蓮ちゃんにはー、その……」
藍子「やっ、やっぱりやめましょう! だめです! 加蓮ちゃんの身体に悪影響です!」
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2:名無しNIPPER[saga]
2015/09/05(土) 21:04:45.12 ID:vWepLyU60
――注意事項――
高森藍子「お酒が飲める歳になって」の続編です。
とはいえ、どちらもタイトル通りの世界観だというだけなので、こちらから読んで頂いても大丈夫かと。
北条加蓮→安部菜々の呼称を変更させてもらっています。
3:名無しNIPPER[saga]
2015/09/05(土) 21:06:03.02 ID:vWepLyU60
P「い、いや、それはそれで後味が悪いっていうか、加蓮が飲みたいって言うし……でも加蓮だよなぁ。……加蓮だよなぁ」
加蓮「待ってよ。私は藍子の誕生日の時からずっとずっと我慢して待ってたんだよ? どこかの誰かさんがお酒の席をすっごく楽しそーに話すから」ジロ
菜々「め、めんぼくない」
4:名無しNIPPER[saga]
2015/09/05(土) 21:06:47.85 ID:vWepLyU60
菜々「あっ、ちょっとタンマです2人とも! 負けず嫌いの加蓮ちゃんにそんなこと言ったら――」
加蓮「ふうん、そう言われると……えいっ」グイッ
藍子「わっ――」
5:名無しNIPPER[saga]
2015/09/05(土) 21:07:32.91 ID:vWepLyU60
加蓮「……ごめんちょっとトイレ!」
<バタン! ダダダダダ...
菜々「……へ? 嘘ですよね? い、いくらなんでも弱すぎるんじゃ……」
6:名無しNIPPER[saga]
2015/09/05(土) 21:08:17.92 ID:vWepLyU60
加蓮「ぜーっ、ぜーっ、ひ、酷い目に遭った……」
7:名無しNIPPER[saga]
2015/09/05(土) 21:09:03.06 ID:vWepLyU60
菜々「加蓮ちゃん!?」
P「な、なにも泣くことないだろ」
加蓮「だって……やっと20歳になって、Pさんとか、藍子とか、菜々と、一緒に飲めるって思ったのに……」
8:名無しNIPPER[saga]
2015/09/05(土) 21:09:48.08 ID:vWepLyU60
P「よーしまずは俺からだな!」
菜々「えーいきなりPさんからですかズルいですよー!」
P「こういうのはハードルが低い内に済ませる物だって加蓮が言ってたからな!」
9:名無しNIPPER[saga]
2015/09/05(土) 21:10:38.98 ID:vWepLyU60
藍子「きっと加蓮ちゃんも満足しますよ。だってPさん、私の誕生日の後の頃からもう、ずっと悩み続けていましたから♪」
P「ま、待て藍子。なぜそれを!」
菜々「そりゃーPさん、暇さえあれば机にかじりついて何にしよう何にしようって言ってたら誰でも気づきますよ。ナナですら知ってましたし」
10:名無しNIPPER[saga]
2015/09/05(土) 21:11:18.15 ID:vWepLyU60
P「……はは。舐めんなよ? 俺ほどの名プロデューサーは上げたハードルを蹴飛ばすんだ」
菜々「いやそこは越えましょうよ名プロデューサーさん」
P「じゃあまず俺からのプレゼントだな。……藍子や菜々にバレてる通り死ぬほど悩んだんだが、」
11:名無しNIPPER[saga]
2015/09/05(土) 21:12:03.29 ID:vWepLyU60
菜々「ああもう! 3人ともまどろっこしい。いいからさっさとプレゼントを渡せー!」ウガー
P「そうだな。誕生日おめでとう、加蓮。……20歳までよく元気で過ごしてくれた。それと今まで4年間、アイドルを続けてくれてありがとう」スッ
加蓮「……私こそありがと、Pさん」シュルシュル
12:名無しNIPPER[saga]
2015/09/05(土) 21:12:48.47 ID:vWepLyU60
P「その寄せ書きな。お前が今まで世話になった現場の人達の物なんだ」
加蓮「お世話になった、って……え、まさか、これって」
P「全員からってやれればよかったけどな、さすがにそれは無理だったよ」ハハ
13:名無しNIPPER[saga]
2015/09/05(土) 21:14:18.22 ID:vWepLyU60
P「それってすごいことなんだ。特別なことなんだ。それを……加蓮に、分かってほしくて」
藍子「すごい……」
加蓮「………………」
14:名無しNIPPER[saga]
2015/09/05(土) 21:15:03.73 ID:vWepLyU60
菜々「ホントですよPさん! ハードル青天井じゃないですか! 何ヶ月かけてきたんですかねコレ!? Pさんちょっと加蓮ちゃんのこと好きすぎじゃありませんか!?」
P「そ、そんなことはないぞ?」
藍子「私たちのプレゼントは、後にしちゃいましょうか。こんなに素晴らしい物の後じゃ、何をやっても霞んじゃいそうですから」
15:名無しNIPPER[saga]
2015/09/05(土) 21:15:48.43 ID:vWepLyU60
P「やるな菜々! 俺は2缶目だ!」グイッ
菜々「今日こそPさんを潰してみせますからね! ウサミン星人の底力、見せつけてやります!」ゴクッ
P「地球外生命体なんぞに負けるかー!」ゴクゴク
16:名無しNIPPER[saga]
2015/09/05(土) 21:16:33.68 ID:vWepLyU60
加蓮「ふー……目、赤くなってる?」
藍子「ちょっぴり。でも大丈夫ですよ。誰も、笑ったりしませんから」
加蓮「ん…………ありがとね、藍子」
17:名無しNIPPER[saga]
2015/09/05(土) 21:17:18.75 ID:vWepLyU60
菜々「あぁあぁ゛ぁ゛ー、Pさん、いつの間に魔法なんて覚えたんですかぁ! 3人に分身なんてやーりますねぇ……」
菜々「ぁあ! Pさんはもともと魔法使いでしたね! ナナ達に魔法をかけてくれる! ぎゃはっ☆」
藍子「え、菜々さん? Pさんが3人って……きゃっ、顔、真っ赤になってるっ」
18:名無しNIPPER[saga]
2015/09/05(土) 21:18:03.78 ID:vWepLyU60
――たぶん30分くらい経過しました――
菜々「すみませんでした」ドゲザ
P「ご迷惑をおかけしました」ドゲザ
19:名無しNIPPER[saga]
2015/09/05(土) 21:18:48.83 ID:vWepLyU60
藍子「もうっ、加蓮ちゃん。私はぜんぜん気にしていませんから」
加蓮「そんなこと言って心の底では」
藍子「……………………」(さっきのプレゼント箱を開けようとする)
20:名無しNIPPER[saga]
2015/09/05(土) 21:19:33.94 ID:vWepLyU60
藍子「もうっ……。私は、ぜんぜん気にしていませんから。ね? ほら、菜々さんも、Pさんも、加蓮ちゃんも。もう1回、乾杯しましょ?」
藍子「……加蓮ちゃんは、こんなこともありそうだって予想して用意しておいたジュースで」トクトク
加蓮「はぁい……」ブスー
21:名無しNIPPER[saga]
2015/09/05(土) 21:20:18.92 ID:vWepLyU60
菜々「はーっ!」
P「あ゛ーっ! 加蓮、誕生日おめでとう、マジおめでとう! おめでとおなああああああああ!」
菜々「かーっ! 加蓮ちゃん、ほんっっとおおおおに、誕生日、おめでとうございます!」
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