過去ログ - 魔王子「僕が美しすぎて世界征服とかどうでもいい」
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◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/09/07(月) 20:10:50.25 ID:PaFmWOtd0
姫「魔神…さん?」
気がつくと霧が晴れていて、森の外へ出ていた事を知った。
キョロキョロ見回して魔神の姿を探したが、あの存在感のある姿はどこにも見つからなかった。
姫(いつの間にいなくなったの…?)
魔王子「おーい」
姫「!!」
霧の中から魔王子が出てきた。
魔王子「あー良かった見つかって。流石の僕も焦ったよハハッ」
姫「あ、あの、魔王子様。森の中に、誰かが…」
魔王子「誰か?ああ、幻影だよ幻影」
姫「幻影?」
魔王子「あー、この森が見せる幻影だよ。よくあるよくある」
姫(じゃあ、あの魔神さんは――)
幻影。
今思えば、そう言われても違和感がない程、どこか現実離れした雰囲気を持つ魔神だった。
魔王子「そんな幻影よりもッ!! 目の前の、美しい僕を見なよッ!! アァッ、まるで神話の世界から姿を現した、美しき天使ッ!!」シュバシュバツ
姫(どうしよう…この人、本当にわけがわからない)
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