過去ログ - 魔王子「僕が美しすぎて世界征服とかどうでもいい」
1- 20
60: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/10(木) 18:32:05.13 ID:H6te6pwX0
尊大な態度で広間に入ってきた魔王子は、部下の一人ですらも連れておらず、表情も声色も穏やかなものだった。
しかしその片腕には姫を拘束していて、姫の表情はやや固い。

計画がバレたか――王はすぐに察した。

以下略



61: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/10(木) 18:32:34.22 ID:H6te6pwX0
王は魔王子と会話を交わしながら、広間全体の様子を伺う。
広間には兵士達が続々と入ってくる。

魔王子「まぁ、僕に嘘を見抜く力はないから――」

以下略



62: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/10(木) 18:33:01.81 ID:H6te6pwX0
〜回想〜

魔王子『王の前で僕は隙を見せる。そうしたら君は僕を拘束するんだ』

姫『えっ、でも…』
以下略



63: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/10(木) 18:33:28.58 ID:H6te6pwX0
兵士長が姉姫を連れてくる間、魔王子は兵士達に取り押さえられ、両手両足を鎖で拘束されていた。
それに対し、魔王子は抵抗する素振りを見せる。

魔王子「縛られるなら薔薇を所望するよ。鎖だなんて、奴隷のようで美しくないなぁ」

以下略



64: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/10(木) 18:34:00.57 ID:H6te6pwX0
姫「え…あっ…?」

状況を理解できないのか、姫の声は言葉にならない。

魔王子「なるほど…そういう手を使う」
以下略



65: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/10(木) 18:34:28.88 ID:H6te6pwX0
魔王子「あぁ何て醜いんだ!」

魔王子は広間中に響く声で叫んだ。その声で、注目は魔王子に集まる。

魔王子「考えることが矮小で、目も当てられない程醜いね。小国は鉱物の産地だけれど、その小国の王の人間性も鉱物同様…」
以下略



66: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/10(木) 18:34:56.39 ID:H6te6pwX0
魔王子「…いやぁ参った」

兵士達に囲まれた魔王子は苦笑いを浮かべた。

魔王子「勘弁してくれないかな? それは僕が1番嫌なことなんだよ」
以下略



67: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/10(木) 18:35:40.77 ID:H6te6pwX0
今日はここまで。
魔王子が普通にかっこよくて癪でした。


68:名無しNIPPER[sage]
2015/09/10(木) 19:06:03.30 ID:vjHsE2gDO

あーん、魔王子様がしんだー(棒)


69:名無しNIPPER[sage]
2015/09/10(木) 20:10:42.62 ID:wGXhwbO70
どこかで読んだ感じがすると思ったらあなたか!
今回も楽しませてもらってる


100Res/73.65 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice