過去ログ - 女の子「パパ、なんで神社ではくしゅするの?」 父「はくしゅじゃないよ」
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39:名無しNIPPER[saga]
2015/09/08(火) 00:34:07.55 ID:DlLjg25M0

ぼく「え?」

女の子「だって、この村が稲作をしだしたのって、ずっと昔でしょ?川を埋め立てた頃のこと知ってる人なんてもう居ないと思うし」

ぼく「うん・・・そうだね。だけどさ、せっかくこうやって見つけたんだからこの神社きれいにしてあげたいな」

女の子「それをやって何の意味があるの?」

ぼく「別に、意味なんて無いかもしれないけど、なんとなく」

女の子「ふーん」

ぼく「友達にも教えようかな。ここのこと」

女の子「それはダメ」

ぼく「なんで?」

女の子「ここは私が見つけた場所だから勝手に他の人よんじゃダメよ」

ぼく「えー・・・ぼくも見つけたんだけど」

女の子「私のが先よ!」

ぼく「・・・でも、少女ちゃんには言っちゃったし」

女の子「・・・じゃあその子は連れてきてもいいよ。でもほかの人はイヤよ」

ぼく「なんだよそれー」



ぼくは、こっそり持ち出したおやつの炒り豆を、女の子と一緒に食べた。

女の子は嬉しそうに炒り豆をほおばったが、相変わらず友達を連れてくることには反対した。

女の子の気持ちは、もしかしたぼくが最初に、この神社のことを友達に言うか迷った時の気持ちと同じだったのかもしれない。

この場所は、女の子とぼくの秘密の場所。

そう考えると、なんとなく胸の奥がむず痒くなった。




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