過去ログ - 女の子「パパ、なんで神社ではくしゅするの?」 父「はくしゅじゃないよ」
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97:名無しNIPPER[saga]
2015/09/10(木) 00:24:19.88 ID:Z4GR7dqw0


女の子「ぼく君」

ぼく「・・・女の子ちゃん」

女の子「私、助けを呼んでくるね。あなたは足怪我してるし、ここでおとなしくしてて」

ぼく「でっ・・でもっ!」

女の子「・・・あなたが私の事覚えていてくれれば、またいつか会えるよ。だから、私の事、忘れないで」


女の子の言葉は、まるで永遠の別れのように聞こえた。


ぼく「いやだよっ・・待って!」

女の子「あなたと一緒にお話したり、ここのお掃除をしたりするの、楽しかったし、嬉しかった」

女の子「“あたり”のお礼くらい、出来たかな?」


ピシャアアアアアアアンン!!

女の子がそこまで言うと、大きな雷が落ちた。

眩しくて、ぼくは思わず目をつぶった。

目を開けた時、女の子の姿は無かった。

社の外から雨の音に混じって、微かな声が聞こえた。


「バイバイ」



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