過去ログ - 【Zガンダム×艦これ】雷「大尉、寝癖が」クワトロ「……これが、若さか」【その5】
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30: ◆jIEqZKD2vo[saga]
2015/09/14(月) 01:43:24.35 ID:8zg5ZUhq0
遅くなりました、いきます。


※※※※※※


>病院 応接室


ジャック「俺とカイはタイラント強奪の動きから、アナハイムからの情報流出を調べていた……その結果浮かんできたのは、連邦からの反連邦組織への支援という可能性、そしてその中継を担うのがビスト財団という予想……さらには、それが一年戦争から、ともすればそれ以前から行われている、ということだ」

セイラ「そんな!? あり得ない……だって、それなら、あの戦争も、今の状況も、連邦が仕組んだということに……そこまで、都合のいい話があるわけが!」

カイ「だな……だが、どうやらその都合のいい話があり得るらしい。現に、連邦高官の連中はエゥーゴもティターンズも知ったこっちゃないと言わんばかりの贅沢と横暴三昧だ……何もかも思い通りって訳じゃなかろうが、多少の誤差は想定内にして進められる『プラン』がある……ってのがジャックの考えだ」

ジャック「しかも、その中には世間を騒がせている深海棲艦や艦娘の情報・研究成果も含まれている……と、俺は見たんだが…………意見を聞きたいね、シャアさん?」



クワトロ「…………私が疑問を抱いたのフラナガン機関の顛末を知った時だ。先のサイコガンダムにも使われていたEXAMシステム……その存在が私に連邦の関与を気づかせてくれた」

雷「大尉?」

セイラ「兄さん……? どういう……」

クワトロ「ニュータイプの研究を行っていたフラナガン機関……それが戦後に連邦に吸収され、ムラサメ研、オーガスタ研などのニュータイプ研究所設立のきっかけとなった……それは理解できる。だがそれは一年戦争の結果としてニュータイプが力ある存在と認められて初めて成立する…………いかにアムロ・レイの活躍があったにせよ、『戦争中』にフラナガン機関を抜けた『クルスト・モーゼス博士』の研究が易々と採用され、EXAMシステム搭載型MSが開発されるまでに受け入れられたのは明らかに不自然なのだ……連邦側に、受け入れの準備がすでに整っていない限りは」

カイ「!! じゃあ、やはり……!」

ジャック「……フラナガン機関による史上初のニュータイプ、シャリア・ブルは木星での訓練を受けて来たことになっている……そして、木星船団の管理をしているのは連邦……ならば……!」

クワトロ「……そうだ。フラナガン機関……それ自体が連邦の肝いりでジオンに設立されたものだった。しかもそれは……父、ジオンが提唱したニュータイプ……その人格的なものではなく、能力的なもの……超能力に近い感性の高さを強調し、その能力を持った『特異な人間』をニュータイプとして扱うために設立され……その思想を蔓延させるのが目的だったのだ。父の思想を、塗り潰すために」ギリッ

セイラ「特異な、人間……? 待って、それではまるで、ギレン・ザビの……!」

クワトロ「そうだ。ギレンの『優性人類生存説』……明らかに旧世紀の独裁者そのものだった思想は、連邦によって仕組まれたものだった、ということ……一年戦争、それ自体が、ニュータイプという、父の思想を歪めるための戦争だったのだ」




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