過去ログ - 【Zガンダム×艦これ】雷「大尉、寝癖が」クワトロ「……これが、若さか」【その5】
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893: ◆jIEqZKD2vo[saga]
2016/04/30(土) 05:39:52.27 ID:WV16xPqE0
お待たせです、いきます。

※※※※※※

>アクシズ 貴賓室


ミネバ「雷の作るケーキは美味しいな! このように美味しいケーキは初めてだ! 私も雷のような艦娘が欲しいぞ!」

雷「そ、そう。気に入ってくれて嬉しいわ」

キャスバル(急な呼び出しをしてすまんな)ヒソヒソ

雷(ううん、平気よ。それより……何もかもそっくりなのね。ケーキを食べた後のコメントまで……)


サイデイ「バイオリンを聞いて頂くのみならず、このようなミネバ様へのお気遣い……ありがとうございます」

キャスバル「クローンとは言え彼女もミネバ殿下なのだろう? ならば、同様に楽しみを知るべきだ……どうやら、周囲の人間はそう思わなんだようだが」

サイデイ「……私はこちらのミネバ様が『いざ』という時に『ミネバ様』として表舞台に立てるよう、教育を任されております……が、その存在は限られた人間しか知らされておりません。こちらのミネバ様は……部屋の外に出ることすらままならないのです」

キャスバル「……それは、ハマーンの指示か?」

サイデイ「いかにも……ですが、ハマーン様はめったにこちらには来られません。もちろん既に表に立たれているミネバ様の世話もあるでしょうが……影武者、あるいは『表のミネバ様』に何かあった時の代役、としても……扱いがぞんざいなのです。クローンだから、と言ってしまえばそれまでですが……」

キャスバル「……こちらのミネバ殿下には、子供の頃私やハマーンと過ごした記憶があった。だが、それも……?」

サイデイ「……模造記憶です。ニュータイプ研がやるような、元のミネバ様から写し取った……」


ミネバ「今度はハマーンもここに呼びたいな。きっと美味しいって言ってくれるぞ!」

雷「……っ。そう、ね……そうだと、いいわね」


サイデイ「……あの方の持つ優しい記憶は、全て作り物。ご本人はそうとは知らず、ただ『ミネバ・ザビ』であれと望まれるばかり……私は、それが不憫でなりません」

キャスバル「…………アクシズは、ジオンは変わる。そうなればザビ家の血を歪んだ形で残す必要もないはずだ。私からハマーンに進言しよう、彼女を解放するようにと……このようなこと、看過できようはずがない!」

サイデイ「おお……! そう言ってくださるか……ありがとうございます、キャスバル閣下……!」



キャスバル(ハマーン……君もまた大人たちの思惑に振り回された経験があるはず……なのに、何故このようなことを……?)




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