過去ログ - 陽乃「姉妹丼ってどう?」雪乃「だめよ 」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/09/13(日) 18:22:14.15 ID:5RTMC7kmO
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公園
陽乃「はい。比企谷くん。お姉さんからの餞別」
八幡「……どうも」
八幡(てっきり店にでも行くのかと思ったが……)
陽乃「……公園はよく遊んだ場所なのよ」
八幡「……」
陽乃「ほんと、よく私の後ろから追っかけてきてたわ。ずーっと……ずーっとね」
八幡「……そうですか」
【私も……あんな風になれたら】
八幡(……文化祭の時……確かに彼女はそう言った……その気持ちは今も変わっていないのかもしれない)
陽乃「最近は少し抵抗しようとしてるみたいだけどね」
八幡「……」
陽乃「でも、だめ。根本にあるものが、本質が変わっていない」
陽乃「結局今も誰かの後を見ている……それじゃあ駄目なんだよね。その誰かは……わかってるよね?」
八幡「……わかりませんよ」
陽乃「ふふ。嘘つき」
八幡「……今日は随分とお喋りですね」
八幡(普段の彼女は絶対にこんなことは言わないだろう)
陽乃「そう?比企谷くんと居ると楽しくってついね」
八幡「冗談でしょう」
陽乃「ふふふ。冗談であってほしい……の間違いじゃないかな?」
八幡「……少なくともそう言っている間は安心ですよ」
陽乃「ほんと君も似てるね……雪乃ちゃんに」
八幡「別人ですよ。俺とあいつは」
八幡(そう。俺とあいつは似ているようで似てはいないのだ。それを俺たちは一年をかけて認識したのだ)
陽乃「……その酷く歪な所とかそっくりだよ」
八幡「……」
陽乃「でも、私は好きだな。綺麗なものほどつまらないものってないものね」ニッコリ
八幡「……まぁ俺は綺麗とはかけ離れていますからね」
その微笑みは今まで見てきた含みのある微笑みとは全く別のものに見えた
雪ノ下陽乃の根本にあるものも本質もまだわからない
ただ、その時初めて彼女の何かに触れた気がした
【感のいい子供は嫌いだよ】
その言葉の真意は未だわからない
陽乃「……おいしい?」
八幡「……MAXコーヒーは最高ですね」
だけど彼女もきっと……手に入らないものを求めている……ずっと、昔から
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