129: ◆Z7IUJooCRr22[saga]
2015/11/18(水) 00:06:26.54 ID:G4uRhiDXo
恐る恐る顔を上げた宮永と目が合う。
宮永はすぐに視線を逸らして再び俯くと呟いた。
咲「私のせいで、須賀くんが傷つくことになるなら、友達になんてならないほうがいい……っ」
京太郎「俺が傷つく?どうしてそんなこと」
咲「だって、噂でっ」
泣きながら訴える宮永の髪をくしゃっと撫でて笑う。
京太郎「バーカ、ちょっと噂されたくらいで傷ついたりしねえよ」
咲「でも……」
京太郎「それにお前と友達になろうとしてんのは俺だ。それで何か言われたって俺のせいで、お前のせいにはならねえって」
そう言うと宮永は今まで以上に泣いた。
俺はどうすれば良いかわからず、ただ隣に座って背中をさすってやることしか出来なかった。
宮永は泣きながら「無くすのが怖い」とか「お姉ちゃんみたいに居なくなっちゃう」とかそんなようなことを言っていた。
どうも脈絡が無くて要領を得なかったが過去に宮永に何かが有ってそれが今も宮永を縛ってるということは何となくわかった。
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