過去ログ - 沙紀「『僕は付き合うのはごめんですな』」
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192:名無しNIPPER
2015/09/14(月) 15:07:38.76 ID:+6Jlsbli0
保奈美「…言いたいことはそれだけ?」

沙紀「……と、言いますと?」

保奈美「悪魔みたいなあなたの事だから、私に対して何かまだ言い足りないんじゃないかと思って。」
以下略



193:名無しNIPPER
2015/09/14(月) 15:16:52.97 ID:+6Jlsbli0
沙紀「私の性根がどうにかしている?ふむ、ある意味正確ですよ。私の内面はここにおられる南部の紳士諸君の誰とも異なっているのですから。そう見えて正解です。」

保奈美「自分が特別だとでも言うつもり?ちょっと封鎖破りで成功しているぐらいで大した自信ね。」

沙紀「ははははは、あなたほどではありませんよ。僕はさすがに自分たちの望むもの全てが手に入ると思うほどの自信はありません。」
以下略



194:名無しNIPPER
2015/09/14(月) 15:24:55.69 ID:+6Jlsbli0
保奈美「……わ、私が淑女でないなら、あなただって紳士ではありません!」

沙紀「はい。むしろ、一緒にしないでいただけませんか?僕は紳士も淑女と同じぐらい大嫌いなのですよ。」

保奈美「なっ……?!えっと……そ、それは南部同盟に対するひどい侮辱です!」
以下略



195:名無しNIPPER
2015/09/14(月) 15:34:09.18 ID:+6Jlsbli0
沙紀「あなたと僕は同類ですよ。お互いこの熱病に浮かされたみたいな騒ぎを冷ややかにしか見れないでいる、ね。」

保奈美「あなたなんかと一緒にしないでちょうだい!こ、この…………この…………!」

沙紀「ははははは!そんなに熱情を持て余しておられると言うのに、ぶつける先は僕しかいない。同情しますよ。」
以下略



196:名無しNIPPER
2015/09/14(月) 15:44:38.25 ID:+6Jlsbli0
沙紀「ミス・オハラ。」

保奈美「私はもうミス・オハラではなくてミセス・ハミルトンよ!」

沙紀「ああ、失敬しました。あなたはご結婚されたのでしたな。この素晴らしいパーティーにはご主人も出席なされてる事とは思いますが、今どちらに…………」
以下略



197:名無しNIPPER
2015/09/14(月) 15:53:10.17 ID:+6Jlsbli0
沙紀「結婚生活は長かったのですかな?不躾な質問ですが、何せ私はこのあたりにはとんとご無沙汰していたものですからね。」

保奈美「2か月でした!」

沙紀「それはお気の毒でしたな。すると、あなたは今夜初めてアトランタでパーティーに出席なされた訳だ。」
以下略



198:名無しNIPPER
2015/09/14(月) 16:06:00.50 ID:+6Jlsbli0
沙紀「私は未亡人の生涯を黒い喪服に閉じ込めて、日常の楽しみを奪うのを見ると思い出すのですが、インドのヒンズー教徒の間にはサッティと言う習慣があるのですよ。」

保奈美「インド人の習慣が未亡人と関係があるの?」

沙紀「まあ、お聞きなさい。インドでは人が死ぬと土葬ではなく火葬にします。そして、残された妻は必ずその火葬の薪の山の上にのぼって、夫の遺骸と焼かれるのです。」
以下略



199:名無しNIPPER[sage]
2015/09/14(月) 17:59:26.48 ID:EALvOtQs0
(沙紀は口パク、卯月の声で)
まだ分からないのか?それがお前の受ける罰なんだぴにゃ。
お前はアシュレと一つになることを望みながら、結局は一時の感情に流されてチャールズを選んだ。つまり、ピニャコラドールを裏切ったのぴにゃ。
そしてチャールズが死んでなお、お前は自分の行いを反省しようとしなかった。もはやお前とお前の一族は、未来永劫屈辱と汚泥にまみれて苦しみ続けるのぴにゃ。


200:名無しNIPPER[sage]
2015/09/14(月) 17:59:53.76 ID:BAKBPjmAO



201:名無しNIPPER
2015/09/14(月) 18:09:12.01 ID:+6Jlsbli0
沙紀「まだ分からないのか?それがお前の受ける罰なんだぴにゃ。」

保奈美「?!」

沙紀「お前はアシュレと一つになることを望みながら、結局は一時の感情に流されてチャールズを選んだ。つまり、ピニャコラドールを裏切ったのぴにゃ。
以下略



202:名無しNIPPER
2015/09/14(月) 18:17:25.67 ID:+6Jlsbli0
沙紀「生きながらにして埋葬され、喜びを全て奪われる。一時的な幸福が訪れたにせよ、それはより深い絶望をもたらす為のものぴにゃ。」

保奈美「………………だ……誰……?」

沙紀「それを説明する必要はないはずぴにゃ。お前が誰よりもよく分かってるはずぴにゃ。」
以下略



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