過去ログ - 沙紀「『僕は付き合うのはごめんですな』」
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名無しNIPPER
2015/09/16(水) 15:05:43.99 ID:lpCSA88e0
加蓮「ああ……!バトラー船長、ありがとう…ありがとう…!あの方はやはり紳士だわ……いえ、聖人とさえ言ってもいい……!」
瑛梨華「…………え、ええっと………」
加蓮「言ったでしょう、ピティ叔母さん。あの方は紳士だって!でなければどうして、私の心中を察してくださった上で、こんな思いやりに溢れた事をしてくださるでしょうか!」
以下略
319
:
名無しNIPPER
2015/09/16(水) 15:14:05.67 ID:lpCSA88e0
加蓮「あ、見て!あなたの指輪まで一緒よ!その……なんと言うか…………あの方はまるで神様みたいに慈悲深いのね……!」
大きな金の指輪「………………」
保奈美「まぁ…………!(…人に腹を立てさせたら、右に出る人はいないわ、せっかく清々したと思ったのに!)
以下略
320
:
名無しNIPPER
2015/09/16(水) 15:25:47.66 ID:lpCSA88e0
保奈美(ああ……そう言う事ね。私に嫌がらせをするだけが目的じゃなくて………………)
加蓮「いいわよね、スカーレット?」
保奈美「ええ、それがいいと思うわ。(…こうすればこの家の招待状を手に入れるって分かってたんだわ。……ピティパット叔母さんったら可哀想に。)
以下略
321
:
名無しNIPPER
2015/09/16(水) 15:35:34.70 ID:lpCSA88e0
保奈美「……私に手紙を差し出す物好きなんて……………」
『母より』
保奈美「……………これが届いたのはいつ…?」
以下略
322
:
名無しNIPPER
2015/09/16(水) 15:43:41.68 ID:lpCSA88e0
保奈美「………読みたくないからと言って読まないわけにはいかないわよね…………えっと…………」
『あなたがそんなに自分を忘れ、しつけを忘れることができるなんて母には信じられない事です。喪中の身でパーティーへ出た事は、病院への手伝いと言う温かい心から出た物として何も言いますまい。しかし、ダンスに至っては、あの悪名高きバトラー船長と………………」
保奈美「………………………………」
以下略
323
:
名無しNIPPER
2015/09/16(水) 15:53:03.28 ID:lpCSA88e0
巴「…………で、何ち言いちょるんじゃ、あんたのママさんは?」
保奈美「……要約すると、私はとんでもない事をして評判をめちゃくちゃにした。ピティ叔母さんはきちんと監督していなかったのか?家に呼び戻すか考えたけど、そこはお父さんの判断に任せた。金曜日にはお父さんがバトラー船長と会談をするためと、私を連れ戻すためにアトランタに来る。……こんなところかしら。」
巴「ほうか。そりゃ大事じゃのう。どれ、ピティ様に…………」
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324
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/09/16(水) 16:37:48.01 ID:n2/gr2mAO
ただでさえ面倒なことになってるのに、更にややこしくしたくないもの。
325
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/09/16(水) 17:03:42.26 ID:eqQvfgJAO
私だけでケリをつけたいの
326
:
名無しNIPPER
2015/09/16(水) 17:25:43.57 ID:lpCSA88e0
保奈美「私だけでケリをつけたいの。」
巴「ほう…………と、言うと…?」
保奈美「お父さんが来る、それを説得してタラに帰ってもらう。お母さんも一度お父さんが行って、帰ってきたらあれこれは言わなくなるでしょう。」
以下略
327
:
名無しNIPPER
2015/09/16(水) 17:33:18.28 ID:lpCSA88e0
巴「つまり、あんたは自分の始末は自分でつけたいから、ピティ様やメラニー様に事がバレんよう、わしにどうにかせい、ちゅうわけじゃな?」
保奈美「あなたならやってくれると思うんだけど…?」
巴「…………………フン、あんたが何を考えてるかは知らんが、お二人に余計な心配はさせたくないけぇ。協力しちゃるわ。」
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