過去ログ - 八幡「漏れ出るサドが間違える」結衣「え、も、漏れ?」
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17:名無しNIPPER[saga]
2015/09/12(土) 20:29:49.25 ID:fLZycGXD0

 じゃあ、どうする?

 俺の問いに、雪ノ下は即答する。


雪乃「私の家なら誰も来ないわ」


 ……随分積極的ですね雪ノ下さん。


八幡「いや、でも良いのか。そんな目的で男と二人きりになるなんて」

雪乃「あら、気づいてなかったかもしれないけれど、私はたまにあなたに唾液入りのコーヒーを飲ませていたのよ」

八幡「そ、そうだったのか。……………えっ?」ビクッ


 だ、唾液入り?

 この人、何を……?


雪乃「ふふっ、いつか誰かが私とあなたは似ていると言っていたけど、まさかこう言う所が似ていたなんて、ね」ニコッ

八幡「う、嘘だろ……」


 雪ノ下が俺に……そんな事を?


八幡「………」ゴクリ///


 何故だか俺は、彼女が垂れた髪を耳にかきあげながら、俺達に見えないように背を向けてマグカップに唾液を垂らす所をハッキリと想像してしまった。

 つー、と垂れるそれは、黒く染まったコーヒーの中に溶け、スプーンでさらに混ざり、俺の口へと運ばれていく。

 雪ノ下は何も知らない俺と由比ヶ浜の姿を微笑みながら眺め、その身体を火照らせる。


雪乃「もちろん由比ヶ浜さんに入れた事はないわよ」ニコッ


 この時の雪ノ下の笑顔ほど、自然で澄んだ笑みは見たことがなかった。




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