過去ログ - 八幡「漏れ出るサドが間違える」結衣「え、も、漏れ?」
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32:名無しNIPPER[saga]
2015/09/12(土) 22:46:15.88 ID:fLZycGXD0
八幡「なんですかその言い方、もしかして裁判沙汰になってるって気づいてませんか?」

店員「い、いや、あんたの知り合いが悪いのに、何で私が責められなきゃいけないんですか?」


 劣等感は力だ。

 三浦というお姫様に颯爽と現れる知り合い。

 この構図は店員にとっては楽しい事ではないだろう。

 その状態で、一般人にとって触れたくもない裁判という言葉は、“それだけで彼女を傷つける”には十分だった。


八幡「責めますよ。だってこの子はやってないんですから」


 と、強めに頭を抱きかかえる。

 三浦はしおらしく俺に抱きかかえられた。

 ……ちょっとウマルちゃんに似てるなお前。


八幡「あなたの言い方はまだこの子が万引きしたって確証があるようには思えませんでした。そこの所どうなんですか?」

店員「それはっ! 言い方はあれでしたけど――」


八幡「あ、これ全部録音させてもらってるので。法廷では嘘の証言は厳しく処罰されますから気をつけてくださいね」


 と、スマホの背を見せる。

 もちろん録音なんてしていない。こんな女の会話なんてスマホに保存したくもない。


店員「い、いや……そんな勝手に……」

八幡「勝手に決め付けたのはあんただろうが!」


 録音されてると思っている状態の彼女にとって、俺の強気は心に響くだろう。

 それほどまでに三浦が万引きをしてないと確信するには何か理由があるのではないか。

 例えば、三浦が警察官の娘とか。

 店員の右往左往する視線が、思考を顕わしていた。


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