過去ログ - まこ「謎解きは麻雀のあとで」
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1: ◆3wuHn5W8CE[saga]
2015/09/13(日) 21:29:13.81 ID:QJjFV8Ov0
和「迷探偵マホちゃん 6人目の容疑者(サスペクト)」の続き
以前某所で書いたのを基にした話でー


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2: ◆3wuHn5W8CE[saga]
2015/09/13(日) 21:30:13.20 ID:QJjFV8Ov0
前編〜毒入りホットコーヒー事件〜


あれは高校進学を間近に控えた春じゃった。
あの妙な連中と初めて会ったのは…。
以下略



3: ◆3wuHn5W8CE[saga]
2015/09/13(日) 21:33:01.17 ID:QJjFV8Ov0
メンバー「ふう、今日の営業も大方一段落つきましたね」

まこ「あと1卓じゃね、お疲れさんじゃ。あんたが入ってくれてから店がよう回って助かるわ」

メンバー「ありがとうございます、私の実家も雀荘でしたから…。何事も経験しておくものですね」フフッ
以下略



4: ◆3wuHn5W8CE[saga]
2015/09/13(日) 21:35:03.75 ID:QJjFV8Ov0
キセル「烏龍茶。ホットで」


今注文に答えたのはキセル煙草を吹かした若い女。
スーツを着くずしとるが、妙にパンクな雰囲気がある。
以下略



5: ◆3wuHn5W8CE[saga]
2015/09/13(日) 21:36:39.24 ID:QJjFV8Ov0
おさげ「私はレモンスカッシュ。ガムシロもお願いね」


最後の一人は、赤みがかった髪を両サイドでおさげにした女。
さっきのキセルよりも更に一回り若く見える。
以下略



6: ◆3wuHn5W8CE[saga]
2015/09/13(日) 21:38:56.14 ID:QJjFV8Ov0
まこ「失礼します、ドリンクお持ちました。こちらレモンスカッシュとシロップ。コーヒー・紅茶の砂糖とミルクは…」

メンバー「あ、私いただいてもいいですか?」

まこ「はいよ」コト
以下略



7: ◆3wuHn5W8CE[saga]
2015/09/13(日) 21:39:48.13 ID:QJjFV8Ov0
メンバー「すいません、まこさん。ビールいただけますか?」

まこ「…ん?ああ、はいよ。一本でええんかな?」

キセル「私はいい。ツメチャを一杯くれ」
以下略



8: ◆3wuHn5W8CE[saga]
2015/09/13(日) 21:40:59.75 ID:QJjFV8Ov0
まこ(今度はまたなんじゃ…っていや、これはほんまモンか!?)

メンバー「どうされました?」ダダッ

オッサン「ぐぅー!腹がっ!腹が痛い〜!頭も割れそうやー!!」
以下略



9: ◆3wuHn5W8CE[saga]
2015/09/13(日) 21:42:34.25 ID:QJjFV8Ov0
オッサン「な、なんやと!」

キセル「ほう…」

メンバー「ええと…それは人為的なものではなくて、ということですか?何か持病があったとか…」
以下略



10: ◆3wuHn5W8CE[saga]
2015/09/13(日) 21:44:12.18 ID:QJjFV8Ov0
オッサン「それがどないしたんや。せやったらコーヒーや無しに砂糖にこの姉ちゃんがそのシアナなんとかを入れたっちゅーことやんけ!」

おさげ「部外者には難しいでしょうね。でも少なくとも、これを用意することが出来た人がもう一人はいるわよ」

メンバー「…それはひょっとして私のことでしょうか…?」
以下略



11: ◆3wuHn5W8CE[saga]
2015/09/13(日) 21:46:20.42 ID:QJjFV8Ov0
おさげ「例えば最近になって彼女に提案されたんじゃないかしら?」

まこ「…それも当たりじゃ。コストカットになるから砂糖入れを使ってみませんかと、一週間前にすすめられた…」

まこ「でもわしはこの目ではっきり見とった」
以下略



12: ◆3wuHn5W8CE[saga]
2015/09/13(日) 21:48:55.50 ID:QJjFV8Ov0
まこ「はいよ、コーヒー瓶とアツシボお待ち」ドンッ

おさげ「ありがと。いやー生き返るわー」フキフキ

まこ「アンタいくつじゃ…。で、話の続きはいつ始まるんかのう?」
以下略



13: ◆3wuHn5W8CE[saga]
2015/09/13(日) 21:51:15.61 ID:QJjFV8Ov0
メンバー「…なるほど、面白い理科の実験ですね」

メンバー「でもそれは私も薬を入れることが出来たというだけに過ぎません」

メンバー「だったら他の人にも可能なんじゃありませんか?」
以下略



14: ◆3wuHn5W8CE[saga]
2015/09/13(日) 21:52:44.70 ID:QJjFV8Ov0
まこ「ほんでもなして…」

メンバー「そうです!どうして私が!そんなことする動機なんてっ…」

おさげ「んー、多分あなた…このオジサンのこと前から知ってたんじゃないかしら?」
以下略



15: ◆3wuHn5W8CE[saga]
2015/09/13(日) 21:54:52.36 ID:QJjFV8Ov0
おさげ「ねえ、もういいんじゃない?」

メンバー「そうですね、なんやもうどうでもようなりましたわ」

まこ「あんた、本当に…?」
以下略



16: ◆3wuHn5W8CE[saga]
2015/09/13(日) 21:56:34.07 ID:QJjFV8Ov0
まこ「ふう…疲れたのう。ホンマにどうにも疲れたわ」

まこ「…じゃがあんたには世話になった。おかげで助かったわ。ええと、名前は…」

おさげ「うえn…じゃなかった、竹井久よ。よろしくね」
以下略



17: ◆3wuHn5W8CE[saga]
2015/09/13(日) 21:58:08.59 ID:QJjFV8Ov0
オッサン「まあ、なんでもええわい!こ、これで解決や!ほら姉ちゃん、はよ警察呼びやんか!」

まこ「…このオッサンの為に動いちゃるゆうんも、何かシャクじゃな。あんたも大分苦しんだじゃろうに」

メンバー「ええんです、こんなやり方は間違がってたんですから」
以下略



18: ◆3wuHn5W8CE[saga]
2015/09/13(日) 22:00:08.36 ID:QJjFV8Ov0
オッサン「な、なんの権限があって言うてんねん!ワシは協会のっ…!」

キセル「名乗ってなかったな。藤田靖子。4月から日本麻雀協会佐久フェレッターズ所属のプロ雀士だ」

オッサン「な、なんやて!?」
以下略



19: ◆3wuHn5W8CE[saga]
2015/09/13(日) 22:02:29.77 ID:QJjFV8Ov0
靖子「よう、待たせたな。さっきのオヤジは同僚に引き渡してきた」

靖子「薬は大方抜けたようだが、すっかり意気消沈している。もっとも自業自得だがな」

靖子「メンバーの彼女もしばらくは事情聴取されるだろうが、書類送検での不起訴処分で済むだろうとのことだ」
以下略



20:名無しNIPPER
2015/09/13(日) 22:24:54.57 ID:f57Hy4+FO
カツ丼さんの台詞、回想のあれか
これは実業団期待の星、藤田靖子ですわ


21: ◆3wuHn5W8CE[saga]
2015/09/13(日) 22:37:06.96 ID:QJjFV8Ov0
後編〜遠まわりしすぎた雛〜


靖子「お前たち大沼プロのことは、どの程度知っている?」

以下略



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