61:名無しNIPPER[saga]
2015/09/24(木) 20:36:36.27 ID:qeaVqgtR0
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ミステリーツアーの開始まであと一時間。
美希が部屋でくつろいでいるところに、ドアをノックする音が聞こえる。
おそらく真美であろう、と思っていた。
「今、開けるの」
美希はドアを開けて、固まった。
「中々の部屋ね」
水瀬伊織は勝手に入ってきながら、そう言った。
「でこちゃん……どうしてここに?」
「ここの支配人とは親しいのよ。で、アンタも泊まっているいうから、わざわざ来たんじゃない」
「ミキはお仕事で──」
「双海真美だったかしら? 相変わらず、所構わずで手を出してるのね」
さらに続けて言う。
「それに萩原雪歩。噂になってるみたいよ。 ──前の仲間なんでしょ?
そんなことばかりやっていると、いずれ後悔するわよ?」
伊織は、にっこりと笑ってドアを開け、「邪魔したわね」と、出て行った。
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