過去ログ - 春香「クリスマス・キス」
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9:名無しNIPPER[saga]
2015/09/15(火) 01:41:33.91 ID:G2Ea0J2t0

「ご迷惑をおかけしてすみません。もう大丈夫です!」

「無理しなくてもいいんですよ?」

「いえ、本当に……あっ! あの〜、この部屋の料金って……」



千早はくすりと笑いながら、



「こういうホテルでは“ご休憩”というわけにはいかないので、お金はいりません」

「なっ!」



春香は顔を真っ赤にしながら狼狽える。



「代わりといってはなんですけど、もうすぐ勤務があけるので一緒に食事でもどうですか?」

「え?」

「私とそう年も変わらないですよね?」



職業や見た目から、クールな印象が強かったせいか気が付かなかったが、

言われてみれば確かに自分と同い年くらいだろう。



「そうですね。じゃあご一緒させて貰います」



天海春香の答えに、如月千早は静かに微笑んだ。




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