過去ログ - 男「日本酒のおいしい季節になってきた」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/09/17(木) 21:31:24.01 ID:tRtc5JLlO
「一人が楽ってのは分かるけどな」
男「・・・」
「じゃあよ、俺は良いのか?」
男「君が結構無理やり連れて来たんだろ」
「はっはっは!そーだったな」
男「ま・・とりあえず焼酎とこの寿司は最高に旨かった」
「だろ?ついてきて良かったろ?」
男「うん、それはその通りだ」
「ハハハ!」
その手の中に何かがあるのは怖かった。
それを失うときの事をいつも考えてしまうから。
僕の持ち得るキャパシティは、せいぜい1人くらいだと思っていた。
それ以上は、零れていくのを支えきれない。
あの時は、たった一個しか無かったのに、支えきれなかったのだから。
彼が故郷にある出張所に赴任が決まった時、なぜかホッとしたものだ。
友人が傍にいるのが怖いと、今でも少しだけ思うのだ。
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