過去ログ - みーくん「ゆき先輩が元気一杯なので全力でカンチョーをしてみる」
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112:名無しNIPPER[saga]
2015/09/26(土) 19:25:39.99 ID:c1NWSQCHo
少し昔の話をしましょう。

私がまだ圭と一緒にモールで避難ぐらしをしていた頃の話です。

その頃の私たちは、朝起きてから夜寝るまで何もする事がありませんでした。ただ、食べて寝るだけの豚や牛みたいな家畜同様な日々だったのです。暇を潰せるような事は何一つありませんでした。

私が大事に持っていた本は圭がトイレットペーパー代わりに破いて使ってしまいましたし、圭が大切にしていたCDプレイヤーはその腹いせに私が窓から放り投げましたから。

私たちはお互い死にかけるところまで首を絞め合った末に、こんな事で死ぬのは馬鹿げていると和解して、その日は手を繋いで一緒に寝ました。圭と心が通じあった、とても素敵な夜でした。

翌日になって、私たちはこの暇さを潰す為に三文字しりとりを始めました。タンタンタタタン♪のリズムに合わせて三文字でしりとりを行うゲームです。同じ言葉を何度使っても構いませんが、リズムに乗り遅れるたり言い間違えると負けです。私たちはこのゲームにおおいにハマりました。

そして、しりとりという言葉にちなんで、負けたらカンチョーされるという罰ゲームが後から追加されました。

この追加ルールは私たちの本気度を俄然上げました。圭は毎日腕立て伏せをしてシャドーボクシングならぬシャドーカンチョーをするのが習慣となり、私は太郎丸をダンベル代わりにして筋肉をひたすら鍛え、時には外に出てゾンビ相手に金属バットでカンチョーの実戦を行いました。正直、二人とも大事な物を壊された事を根に持っていたのです。

朝と夜は筋トレをし、昼は三文字しりとりをしてカンチョーするのが二人の日課となりました。この頃には救助がいつ来るのかなんてどうでも良くなっていました。

二人とも最強のカンチョーを求める事だけに毎日を費やしたのです。私の48の殺人カンチョーが生まれたのもこの時です。圭に一つ一つ試して技の完成度を磨き上げたのです。全ての技が完成した時には圭は切れ痔で深刻な便秘となっていました。

そして、圭は私を置いて出ていきました。確かに私は圭を最初恨んでいましたが、その時には恨みなど完全に消えていて、むしろ感謝の気持ちで一杯だったというのに。この殺人カンチョーは圭の存在なくては完成しなかったのですから。

……つまらない昔話をしました。話を最初に戻します。つまり、私はカンチョーに絶対的な自信を持っていて、このドピンクな淫乱ゾンビごときに負ける気がまるでしなかったという事です。


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