過去ログ - 先代勇者「あの時のツケがやってきたか…」
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23: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/17(木) 18:40:50.35 ID:O4g1So+v0
先代「お前は自分の手で現魔王を討てれば満足なのだろう? なら、今の力のままで十分だ。俺と組めばいける」

黒「ちょ、待てや…テメーとパーティー組めってのかよ!? ふざけんな、冗談じゃねぇ!!」

先代「なら交渉決裂だ。そのままの姿で魔王の所に乗り込んで、殺されろ」

黒「オイ。本当にいいのかよ。オレが死んだらテメーも死ぬぜ?」

先代「構わん」

黒「あ?」

こいつは昨日言った。『自分にはお前と違い守るべきものがない』と。
確かに自分には守るべきものがある。だがそれは、自分の命ではない。

先代「嘘をついてきたツケは命で払う。だが――英雄の名誉だけは守らねばならんのだ、世界の為にも」

人々が英雄神話を信じているのなら、その信仰を崩すわけにはいかない。
その英雄が国に仕えることにより、国に反抗する者も減り、平和な世界を保ててきたのだから。

黒「ハンッ、自ら望んで国に利用されてやがんのかよ。テメー、ご立派だわ」

先代「で、返事は?」

黒「…わーったよ」

黒い男はかなり不服そうに言った。

黒「現魔王を倒すまでの間だけな。テメーと組んでやるよ」

先代「賢い選択だ」

黒「ケッ」



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