過去ログ - 【安価】ダンガンロンパ・クランクイン【オリジナル】
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◆28882K0EN.
[saga]
2015/09/17(木) 00:41:17.96 ID:PLB+CbTZ0
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医務室
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白いベッドに薬品棚。身長計に体重計。壁には視力検査用の紙が一枚。
部屋の表札を見た限り、ここが反省施設の医務室と言うことになる。
……少し気になると言えば、薬品棚に並んでいる薬剤のラインナップ。
あからさまにドクロマークを付けられた小瓶は怪しいにもほどがある。
ここは実は実験施設でした、でも言うつもり?
……希望ヶ峰学園の不祥事で生物災害……だめだ、流石に陳腐すぎる。
映画的な意外性を目指すんだったら、ここに送られてきた人間が全員「本来なら存在しない」くらいのものは欲しい所かな。
……そんなわけないけどね。これは映画じゃないんだし。
「……睡眠薬がないと眠れないじゃないか」
「まさかストックが切れているとは思いも知らなかった」
東木「……どうしたの? 睡眠薬でも探しているの?」
「……ん? そうそう、睡眠薬だよ」
「あれがないと夜眠れないんだ……不眠症を患っていてね」
東木「不眠症か……なるほど、それは辛そうだね」
「そう言うわけで医務室に来たはいいんだけどね、どれが睡眠薬なのかわからないのさ」
「君は薬剤に精通していたりするかい?」
東木「……いや、市販の睡眠薬なら分からなくはないんだけど」
……どうやらこの薬品棚に置いてあるものは、市販のものじゃないらしい。
白瓶、黒瓶、茶色の瓶。……流石に中に入っているのが白い粉末じゃ判断がつかない。
「……そうか。いや、すまないね」
「……そう言えば、自己紹介がまだだったよね? 映画監督の東木さん」
東木「……自己紹介がいらないのは助かるけど、有名なのは気後れするよ」
「いやいや、すまないね。ただ、君は世界的にも有名な映画監督だ」
「僕なんかと違って、自己紹介もいらないんじゃないか?」
「……そうそう、忘れるところだったね」
「僕は古杜慧那。『超高校級のサクソフォニスト』として、オーケストラに所属しているんだ」
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