過去ログ - 【安価】ダンガンロンパ・クランクイン【オリジナル】
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34: ◆28882K0EN.[saga]
2015/09/17(木) 01:09:46.29 ID:PLB+CbTZ0


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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　運動場

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「ええいっ、僕はお前なんか知らないって言ってるでしょ！」

「そんなこと言わずに、ほら！　あの時みたいに、もっと乱暴に……！」

「あのときって言われてもお前のことなんか知らないんだよっ！」

「そんなこと言わずに！　私のこめかみに銃を突き付けてくださいよぉ！」

「……いい加減、僕に付きまとわないでよ！」

「ダメです！　もっと、もっと命令口調でっ！」


……うん、ボクは何も見なかった。

あれだね、運動場で恋人ごっこでもやっているってことだよね。

砂浜がないから、運動場でそれを代替しているに違いない。

大きな陸上用のトラックが一つあり、外れには球技に使うと思われるゴールが一つ。

体育や、運動系のレクリエーションを行おうとすれば行える、それなりに整ったグラウンドだけど……。

やっぱり、希望ヶ峰学園のグラウンドと比較すると質素に見えてしまうのは仕方ないのかもしれない。


「待て、待て待て待てっ！　僕を見捨てる気か！？」

東木「……いや、ボクは何も見ていないし」

「十分僕に気付いてるだろ！　いいから、黙って僕を助けてくれよ！」

東木「……危ない橋を渡りたくないんだけどな」

「いいから、あいつを止めてくれ！　その間に僕は逃げる！」

東木「……そう言う面倒なのは嫌いなんだけど」

「お前の言い分なんか興味ないんだって！　取り敢えず、あいつの足止めよろしく！」

東木「ちょっと、ボクにあれ止めろって？」

「別に良いだろ、お前くらいの有名人に声かけられれば意識も反れる！」

東木「……やっぱり面倒だから断ろうかな」


「くそ、報酬ならいくらでも出してやる！　『超高校級の銀行強盗』であるこの僕、戸張雁太に出せる金額までなら一声で出してやるから！」


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