過去ログ - 文香「神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて」
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◆ksPx5/M7Wg
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2015/09/17(木) 00:12:43.06 ID:AQKBcTZP0
「ありすちゃん」
あの人に名前を呼ばれる。
以下略
3
:
◆ksPx5/M7Wg
[saga]
2015/09/17(木) 00:13:58.67 ID:AQKBcTZP0
「……どうしました? もしかして……私の顔に何か付いています?」
まだ何も言っていないのにこの人は……どうしてこうなんだろう。
以下略
4
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◆ksPx5/M7Wg
[saga]
2015/09/17(木) 00:14:52.76 ID:AQKBcTZP0
いつのことだっただろう。
人に話せるような面白い、劇的な出会いじゃなかったのは覚えている。
以下略
5
:
◆ksPx5/M7Wg
[saga]
2015/09/17(木) 00:17:33.39 ID:AQKBcTZP0
何を読んでいるのか知りたかったし、この人の纏う大人びた雰囲気が気になっていたのもあって、
私が話しかけるまでそう時間はかからなかった。
「あの……そんなに見つめられると、恥ずかしい、です……」
以下略
6
:
◆ksPx5/M7Wg
[saga]
2015/09/17(木) 00:18:57.74 ID:AQKBcTZP0
私もそう思っていた。
恵まれた容姿を持って、アイドルという立場にいるのだから、その謙虚は逆効果なのでは。
余計なお世話だと思ったけど、それを本人に伝えもした。
以下略
7
:
◆ksPx5/M7Wg
[saga]
2015/09/17(木) 00:19:36.25 ID:AQKBcTZP0
その瞬間の私はどんな顔をしていたんだろう。
多分ぎくしゃくした表情で、はたから見たらとてもおかしかっただろう。
自分でもなんでそう言ってしまったのか、わからない。
以下略
8
:
◆ksPx5/M7Wg
[saga]
2015/09/17(木) 00:20:50.18 ID:AQKBcTZP0
また、またその笑顔。
心臓が一度どきりと跳ねる。
体温がぐっと上がる感覚。
顔に両手を当てると手のひらがじわっと熱を感じた。
以下略
9
:
◆ksPx5/M7Wg
[saga]
2015/09/17(木) 00:22:18.78 ID:AQKBcTZP0
「……私は、ありすちゃんの髪も綺麗だと思いますよ」
「……からかわないでください」
以下略
10
:
◆ksPx5/M7Wg
[saga]
2015/09/17(木) 00:23:20.97 ID:AQKBcTZP0
「あ……ご、ごめんなさい……嫌、でしたよね……」
「ちっ、違います! 嫌じゃ、嫌じゃないです……あの……えっと……」
以下略
11
:
◆ksPx5/M7Wg
[saga]
2015/09/17(木) 00:25:00.95 ID:AQKBcTZP0
「……なんだか、妹が出来たようで嬉しいです……ありすちゃんはどうですか?」
「え、あぅ……えっと……」
以下略
12
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◆ksPx5/M7Wg
[saga]
2015/09/17(木) 00:26:19.93 ID:AQKBcTZP0
「だから、膝の上に乗せてください。姉妹ならおかしくありませんよね?」
今考えられる精一杯の反撃。
これを言うだけなのに心臓がせわしなく動いて、握った手のひらはしっかりと汗をかいていた。
以下略
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