7: ◆u6cuCBJb9.[sage saga]
2015/09/19(土) 15:46:19.41 ID:Xmn6YKTJ0
少し夜風にでも当たろう。
外に出ると冷たい風が心地よかった。よく晴れている。見上げた先には煌々と輝く月があった。こんな夜に瑞雲を飛ばしたらさぞ気分がいいのだろう。
その時、私たち艦娘がいる宿舎からそう遠くない位置にある鎮守府の執務室から灯りが漏れているのを見つけたんだ。
提督は既に今日の仕事を終えて、自宅に帰ったと思ったがまだいるのか?
………………行ってみるか。心なしか足早で鎮守府に向かい、執務室まで行くと扉を小さく開いていた。
提督は小さな寝息を立てて、執務室のソファーで横になっていた。上から毛布を1枚羽織ってね。脱いだ帽子と軍服の上着はソファーの前にあるテーブルに置いてあった。
提督の元へ寄ると提督の腕があらわになっている。太く力強い男の腕だ。そうか……この腕に私は抱かれたのか。
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