過去ログ - 美嘉「武内Pとアタシがどんな関係かって?」
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3:名無しNIPPER
2015/09/19(土) 18:53:33.14 ID:A/3xdcg/0
美嘉「頼んだからね。……で、後は……その、いなくなった子たちじゃなく残った方かってことでしょ? それは正解かな」

莉嘉「えー! 聞いたことなかった! なんで黙ってたの?」

美嘉「別にプロデューサーの話なんかしたって面白くないでしょ」
以下略



4:名無しNIPPER
2015/09/19(土) 18:54:32.29 ID:A/3xdcg/0
美嘉「ええっと、無口になったってことは聞いてたんだよね。……最初の頃のアイツは、今よりはもうちょっとはアイドル達と喋ってた」

美嘉「例えば『○○さんは今が伸びる時です。積極的に頑張りましょう。それで、こんな仕事を持ってきてみたんですが』だとか」

美嘉「『私は皆さんのプロデューサーです。必ず皆さんを導いてみませます。だから、何でも言って下さい』だとか。アタシも色々言われたなー」
以下略



5:名無しNIPPER
2015/09/19(土) 18:55:33.56 ID:A/3xdcg/0
美嘉「例えば、莉嘉がとときら学園に出るってなった時に、莉嘉のビジュアルに目を付けられたから採用ってなったとするよ」

莉嘉「うん」

美嘉「でも、とときら学園の生徒は園児設定だから、番組を成立させるためにネイルとかもしちゃダメで、絶対に園児っぽく振る舞えって言われたらヤじゃない?」
以下略



6:名無しNIPPER
2015/09/19(土) 18:56:53.89 ID:A/3xdcg/0
美嘉「で、アイツはその原因が自分のアドバイスのせいだーって責めた結果、次の娘達の時に、徹底的に喋んなかったわけ。必要事項を伝える以外は無口一辺倒」

美嘉「……ホント真面目っていうかバカっていうかバカ真面目っていうか」

美嘉「ただそれでも、仕事回しとかは完璧だったから、アイドルの名前はグングン伸びていった」
以下略



7:名無しNIPPER
2015/09/19(土) 18:58:18.16 ID:A/3xdcg/0
〜〜〜〜〜〜

武内P「…………」

美嘉「じゃ、そういうことだから」
以下略



8:名無しNIPPER
2015/09/19(土) 18:59:21.40 ID:A/3xdcg/0
美嘉「そんなの、自分で考えなよ。アタシから言えるのは、アンタは間違いなくプロデュースする実力はあるってことかな。でも、致命的に取り違えてる所もある」

武内P「その、取り違えてる部分というのは一体?」

美嘉「だから言ったでしょ、自分で考えなって。アタシがここで変にアドバイスをしちゃったら、アンタの実力が落ちちゃうかもしんない。そんなこと、したくない」
以下略



9:名無しNIPPER
2015/09/19(土) 19:00:12.78 ID:A/3xdcg/0
美嘉「いなくなった子達も多いけど、ここまでずっとついて来て、結果ここまで伸ばしてもらったアタシみたいなのだっているんだし。楓さんだってそうじゃん」

武内P「そう、ですね……たしかに城ヶ崎さんや高垣さんは、私も胸を張って薦められます」

美嘉「ね? アタシも、今は人気アイドルの一人になれたって自負がある。アンタに育ててもらったアタシが、だよ」
以下略



10:名無しNIPPER
2015/09/19(土) 19:00:43.05 ID:A/3xdcg/0
武内P「……城ヶ崎さん」

美嘉「なに? もう何も言わないけど?」

武内P「いえ。その…………ありがとう、ございます。ありがとうございました……!」
以下略



11:名無しNIPPER
2015/09/19(土) 19:01:57.52 ID:A/3xdcg/0
 その後、二人は事務所内で顔を合わせる内に、お互いの気持ちを隠そうと努力し、だが共に深めてきた時間は、長く、強く、太い絆となっていて、それは延々と隠しきれるはずのものでは到底なく。
 それが自然な流れであるかのように親睦を深めていき、今では時々、仕事終わりにわざわざ遠くで待ち合わせ、夜の街へと二人で消えていくような仲に―――

美嘉「なってない! 変なナレーションつけんなっ! そんな展開ないから!」

以下略



12:名無しNIPPER
2015/09/19(土) 19:03:00.34 ID:A/3xdcg/0
莉嘉「ふーん。……でもそれ、楓さんが可哀想なんじゃないの?」

美嘉「アタシもそう思ったんだけど、楓さんってば『貴方のための放流、For You、ってね。……ふふふっ』とか言ってケロッとしてた」

莉嘉「……なんかすごいね」
以下略



13:名無しNIPPER
2015/09/19(土) 19:03:44.45 ID:A/3xdcg/0
莉嘉「お似合いだと思うのになぁ……Pくんとお姉ちゃん」

美嘉「あ、あのね! そういうこと他の子に言わないでよ、お願いだから」

莉嘉「はーい。……ねー、なんか他にPくんで面白い話ないの?」
以下略



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