16:名無しNIPPER[sage]
2015/09/19(土) 23:21:02.18 ID:0LPnXgDF0
コバヤシ「ふあーあ…」
ハシバ「眠そうだな」
コバヤシ「この頃二十面相の事件が増えてきて、忙しくって」
ハシバ「まったく、いい加減にしろよ…」
ハシバ(……こうして見ると…俺は、コバヤシの友人なんて言っておきながら…コバヤシのことをまるで知らなかったな)
ハシバ(コバヤシの制服の下に隠れた小柄なボディ…張りがちな小さい肩が動くたびに、俺の胸板の上を這う肩胛骨の出っ張り)
ハシバ(刺繍の縫糸のようにそのスマートな背中を貫いてクネクネ踊る背骨のライン、陶器のように美しい曲面を描いて張り出す骨盤、控えめな尾骶骨の突起…そして、弾力に富みつつも程よく肉の締まったお尻の双丘)
ハシバ(腋や腿まわりの動脈に感じるあたたかな血の流れ、呼吸に合わせてしずかに上下する肋骨、分100くらいの小動物みたいな鼓動、コバヤシがひとりで退屈な時に口ずさむ演歌、そよ風のような溜息、8分の1拍子で刻む貧乏ゆすりのリズム、へんな寝言、コバヤシの髪の…)
コバヤシ「…?ハシバくん?僕の顔になにかついてる?」
ハシバ「…ああ、いや、顔じゃなくて…、いや、何でもない。とにかく、睡眠はちゃんととれよ」
ハシバ(…ああ、こうして顔を合わせてるときとは、コバヤシがまるで違う生物みたく思える)
ハシバ(俺が『椅子』なら…コバヤシの肉体を、飾らない一挙動一投足を、直に、野性的に受け止めてあげることができる)
ハシバ(きっと、これがスキンシップ…ってやつなんだろうな)
ハシバ(くっ、座られたい…今すぐここでコバヤシに圧迫されたい……でも、今の俺はコバヤシの友達、ハシバコンツェルンの御曹司、優等生…)
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