31:名無しNIPPER
2015/09/21(月) 00:44:31.98 ID:51eLg3Yj0
アケチ「『失踪人の名はマツムラ タケシ。建設会社の社長。例の二十面相の脅迫状の件について、ここアケチ探偵事務所で話を聞いた後、目を離した20分間のうちに失踪。車にも戻らず、以降足取りを掴めていない』」
コバヤシ「『付近にて怪しい人物の目撃情報があるも、事件との関連は不明。事件・事故の両面から捜査を進める』…ですか」
アケチ「結局、二十面相が関わってるのかは不明、か」
ナカムラ「そそ。なにしろハシバくんの証言も曖昧でね〜。彼自身、仕事関係のほか愛人関係なんかも面倒臭くて、恨んでる人は多いみたいだからねえ」
ハシバ「すいません…僕の早とちりだったかもしれないみたいです」
アケチ「確かに、二十面相だったらとっくに殺害の映像が流れてるはずだ。が、現状…犯人は沈黙を守ってる」
コバヤシ「でも、犯人はわざわざアケチ先輩の事務所で被害者を攫ったってことですよね。二十面相じゃなかったら、そんな危険なこと、しないんじゃないですか?」
アケチ「俺への挑発、ってわけか…。」
ハシバ「けど、最後に目撃されたのがここってだけで、被害者がここで誘拐されたとは限らないだろ」
アケチ「いや、被害者の車はこのビルの入口のそばに駐めてあった。ビルから出たなら、お付きの運転手が気付かないとは思えない」
コバヤシ「アケチ先輩、このビルの出入口はひとつじゃありません。何かの理由で裏口から出たのかも」
アケチ「そうだな…、見たところ、確かに一件、被害者と思しき人物の目撃証言がある。2階のテナント、だな。もっともそいつはスタスタ歩いていったようだから、本当に被害者だったかは怪しいが」
ハシバ「うーん、裏口への理由、って言ってもなあ…」
コバヤシ「被害者は恨みを買うことが多かったんですよね?だったら、弱みを握っている人物がいても」
ナカムラ「まあま、それは後で考えるとして。とりあえず簡単に現場検証、させてもらうよ。アケチ君もいちおう容疑者だからね」
62Res/57.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。