過去ログ - コバヤシ「人間椅子」
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33:名無しNIPPER[sage]
2015/09/21(月) 00:57:27.27 ID:51eLg3Yj0
ナカムラ「ん〜…アケチ君、キミどう思う?」

アケチ「ビルのテナントにいた連中の調書か。ずいぶん多いな」

ナカムラ「平日の夕方だったからねぇ。もう足が棒だよ」
以下略



34:名無しNIPPER[sage]
2015/09/21(月) 01:05:13.39 ID:51eLg3Yj0
コバヤシ「でも、アケチ先輩も言ってたじゃないですか。二十面相はアケチ先輩を特別視してるって」

アケチ「ああ、そうだ。だが、リスキー過ぎる…被害者が電話一本、いや書置き一枚だって残した時点でアウトだ」

アケチ「第一、このビルにはテナントを除いた、自由に行き来できるスペースは廊下と階段くらいしかない。裏口を出ればもう裏通りだ…人目につかない空間はほぼ無い」
以下略



35:名無しNIPPER[sage]
2015/09/21(月) 01:10:59.45 ID:51eLg3Yj0
コバヤシ「そもそも、この事件はハシバくんの不審者目撃情報が元になって起きた事件です。疑うのも当然じゃないですか?」

アケチ「…そうだな、お前がそう言うなら…隠すのはやめだ」

アケチ「……そう、ハシバだ。あいつ、ここしばらくここに来る頻度が減っていた」
以下略



36:名無しNIPPER[sage]
2015/09/21(月) 01:17:38.71 ID:51eLg3Yj0
アケチ「ハシバ、あの時お前は何をしてた?」

ハシバ「あの時、というと…事件のあった時刻ですよね」

ハシバ「僕はときどき、あの辺の繁華街に寄るんです。変な話ですけど、ああいう所にあまり行ったことがなくて、憧れがあったんです」
以下略



37:名無しNIPPER[sage]
2015/09/21(月) 01:23:10.44 ID:51eLg3Yj0
アケチ「わからん」

コバヤシ「結局、ハシバくんの疑いは晴れなかったんですか?」

アケチ「ああ、怪しくないと言ったら嘘になるが…疑う余地もほとんどない回答だった」
以下略



38:名無しNIPPER[sage]
2015/09/21(月) 01:28:37.80 ID:51eLg3Yj0
ハシバ(疑いを掛けられるのも、無理もない事だよな…突発的な犯行だったから、穴は多い)

ハシバ(でも、だ…『椅子』のからくりがバレない限りは、俺に捜査が及ぶことは絶対にありえない…)

ハシバ(答えはすぐ目の前にあるのに、いや目の前にどうどうと鎮座しているからこそ分からない…アケチ先輩も大変だな)
以下略



39:名無しNIPPER[sage]
2015/09/21(月) 01:41:53.39 ID:51eLg3Yj0
アケチ「『茶色がかったハットにカーキ色みたいな背広、小柄、小太り。午後5時頃、ビル2階、喫茶白梅軒の前の通路を下り階段側へ歩いて行った』…」

コバヤシ「被害者の特徴と一致しますね」

アケチ「おおむね、な。だが、捜査を攪乱するための犯人の変装とみて間違いない。その場合、犯人は3階以上のテナントに被害者を隠したってことだ」
以下略



40:名無しNIPPER[sage]
2015/09/21(月) 01:47:29.82 ID:51eLg3Yj0
コバヤシ「寒くなってきましたね」

アケチ「結局、付いてきたのか」

コバヤシ「はい。ボクはアケチ先輩の助手ですから」
以下略



41:名無しNIPPER[sage]
2015/09/21(月) 01:51:53.12 ID:51eLg3Yj0
 

テクテク


以下略



42:名無しNIPPER[sage]
2015/09/21(月) 02:00:14.59 ID:51eLg3Yj0
アケチ「…コバヤシ。あの椅子が事務所に置かれたのは、いつだったか?」

コバヤシ「半年前ですね」

アケチ「ハシバが来なくなったのは」
以下略



43:名無しNIPPER
2015/09/21(月) 20:33:33.13 ID:51eLg3Yj0
ナカムラ「や〜アケチ君、ごめんごめん。ちょーっと仕事があってね〜。それで、何の用だい」

アケチ「…もう、時間も遅い。手短に話す」

アケチ「失踪事件の犯人についてだ」
以下略



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