過去ログ - 「Close to …side.N」(オリジナルSS)
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名無しNIPPER
[sage saga]
2015/09/19(土) 22:47:21.82 ID:QCc0mebi0
8、
ボクは…つーちゃんが帰ってきてすぐ水分補給できるようにって作っておいた麦茶を…
3つのカップに注いでつーちゃんの部屋に持って行く…
静かなつーちゃんの部屋で…麦茶を飲み音が大きく聞こえる…
ハァ…と女の人の溜息を吐く音が聞こえた…
「秋柴さん…単純に言うわ…綱吉君から離れなさい」
…ヨクワカラナイコトバがキコエタ…
「え?」
何を言っているんだろう…
つーちゃんを見ても…つーちゃんは俯いて目を合わせてくれない…
「聞こえなかったのかしら?綱吉君から離れなさい」
少し強い口調で女の人の声が聞こえる。
「何で?…」
イミガワカラナイ…何で…ボクはつーちゃんでもない人に…
それにつーちゃんと写真に写ってた人に勝手なことを言われているんだろう…
「アナタは綱吉君の重荷なのよ。はっきり言ってジャマ」
…ワカラナイ…ワカラナイヨ…
「つーちゃん…この人…何を言ってるの?分からないよ…」
つーちゃんは俯いたまま…そのとき
ボクの目の前に女の人が出てきた。
「今話しているのは私よ?」
ボクの視界からつーちゃんが奪われる…よく分からない人が目の前に居る…
「し、知らない…ボクは…つーちゃんしか知らない」
シラナイヒトがボクとつーちゃんのジャマをする…嫌だ…怖いよ…
助けて…つーちゃん…
「本当に依存しきってるのね…これは重症なんてもんじゃないわ」
依存?…何それ?
「い、ぞん?」
「そうよ、秋柴さん。アナタは綱吉君に依存して負担になっているの。分からないのかしら?」
「ボ、ボクは負担なんかじゃない!ボクが誰よりもつーちゃんを支えられるんだもん!!」
…『負担になっている』…その言葉だけは許せなかった…許せなかったから…
ボクの声が出てしまった。
「その綱吉君任せが負担なのよ」
「負担じゃない!ボクはつーちゃんの横にずっといて支える存在だもん!」
ボクはそう叫ぶとジャマな人を避けて、ボクらに背中を向けるつーちゃんに抱き着いた。
「つーちゃん…怖いよ…変な人がボクをイジめるよ…」
誰にも邪魔されないくらいピッタリと、
つーちゃんと1つになれそうなくらい抱き着いた。
…でも、抱きしめるボクの手をつーちゃんは…ボクの手を優しく包んでくれる…
嬉しい…やっぱり…つーちゃんは優しい…大好き♪
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