過去ログ - 「Close to …side.N」(オリジナルSS)
1- 20
4:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/19(土) 22:03:30.37 ID:QCc0mebi0
2、

 学校が始まって…いろいろあったけど…大きな壁の1つが迫ってた。
『中間試験』…今回、つーちゃんからボクに与えられたハードルは…

学年10位以内に入ること!

クリアできたらデートしてくれる約束も出来た。

ボクはデートのために勉強しなきゃって思って、
今日は一緒に帰らないってつーちゃんに朝伝えたし、
放課後に勉強しようと図書館に向かっていた。

図書館に着いて…扉を開こうとしたときだった…

扉についた窓から…つーちゃんが見えた。

つーちゃんと一緒に勉強できるかも!!
そう思ってドアを開けようとしたときに気づいちゃった…

つーちゃんの横には…女の人が一緒に居る…。

…つーちゃんと一緒に勉強している…
もしかして…つーちゃんのクラスメイトさん…なのかな…。

そんな疑問が頭の中を急に駆け巡って…

それに…同級生さんと一緒に勉強しているんなら…
下級生のボクだと、つーちゃんの邪魔になっちゃう…かも…

ボクは扉を開けられなくなってしまった…。

少しつーちゃんを見つめていたら…
ちらっと見えたつーちゃんの笑顔…それが…隣の人に向いていた。

何かが胸にチクって刺さったような感じがあって…余計に動けなくなっちゃった…。

ふとボクの肩が叩かれる。
振り返ると…えっと…誰だっけ…あ、クラスメートの子だった…はず…

何をしているのか聞かれて…上手く答えられなくて…

「何でもないよ!」
って言ってみたけど信じてくれないみたい…。

「…図書館で勉強しようと思ったけど…やっぱり気分が変わっちゃったんだ。ボクは帰るね」
そんな感じで一気にしゃべって…その場を逃げ出した。

何だろう…嫌な感覚だなぁ…

ボクは…胸を軽く押さえながら…1人で帰った。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
17Res/29.20 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice