過去ログ - 咲キャラでいろいろ発散する
1- 20
61:名無しNIPPER[saga]
2015/09/27(日) 20:13:48.64 ID:RJ6twbw2o
@真面目な人ほどちょっかいを出したくなる

部活も終わり、談笑の時間となったのを見計らい、煌さんに声をかける。

煌さん、今時間ありますか?

「はい、なんでしょう?」

自分では解決しきれない問題がありまして……。お恥ずかしながら、手伝っていただけないかと思ったのです

僕の言葉に、煌さんは菩薩の如き微笑みで「もちろんです」と頷いた。

「一人ではどうしようもないときに、誰かに助けてもらおうと思うのは決して恥ずかしいことではありませんよ。むしろ、きちんと問題を解決しようとする、その心意気やすばらです」

その言葉に、なんてできた人なのだと思わず落涙しそうになる。

「それで、どのような問題なのでしょうか?」

ええ、実は昨日一糸纏わぬ姿でいたところ、僕のリーチ棒を蚊に刺されてしまいまして

言いながら一糸纏わぬ姿になって、患部を指し示す。

市販の虫刺され薬を塗れば悶え苦しむことになるのがわかっていたので、氷で冷やすことで凌いだのですが、どうも冷やしすぎたのか霜焼けになった気がするのです

煌さんは、笑顔のまま固まって動かない。

変なことになってないか、見てもらえませんか?

ずいとリーチ棒を突き出したところで、ようやく我に返った煌さんは、「ひゃあぁうっ!?」と奇声を発して両手で顔を覆ってしまった。

どうしたんです、それじゃ確認できませんよ?

「い、いえ! ちょっとこの件に関してはですね、お力になれそうもなくてですね!」

そんなことを言わずに、と一歩前に出るとその気配を感じたのか、煌さんは一歩後退った。

「そもそも、それを人前に晒すのはすばらくないと思うのですが……!」

それって僕のリーチ棒は人前に晒せるような代物ではないということですか!?

僕がまた一歩近づくと、煌さんはまた一歩下がる。

「決してそういう意味ではなくてですね、そもそもまともに見れていないのでそんな判断はできないのですけど。違います、見たいということではなく……、きゃああああぁぁぁぁぁっ、いやああぁぁぁぁぁぁっ! 近づけないでーーー!!」

耳まで真っ赤にして脱兎のごとく後退っていく煌さん。

そうして、ついには部室の端に辿り着いた。

さあ、いよいよ僕のリーチ棒をじっくりねっとり煌さんに見てもらえるというところで、哩さんに叱られた。

>>7に続く


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
90Res/59.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice