過去ログ - 【忍殺】マッポーの世をニンジャが走るpart.5【安価】 -SS速報VIP

過去ログ - 【忍殺】マッポーの世をニンジャが走るpart.5【安価】

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860:モーターGM ◆D8Rwi80caUI5[saga]
2015/10/05(月) 21:52:40.07 ID:T8+YeGG2o
　

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「八本の腕と４本の脚は見事な安定性を誇ります

　モーターヤブの欠点であった転倒の危険というものはモータードクロには存在しません」

掘り炬燵式の座席が並ぶ大型プレゼンテーション・ルームのスクリーンの前でマノキノがモータードクロの仕様説明を行っている
薄暗いプレゼンテーション・ルームに肩を並べるのは区会議員、マッポ関係者、オムラ癒着のジャーナリスト、そして・・・

「これは革新的な話だ！　いいニュースだ！　ムッハハハハ！」

笑いながら拍手をするダブルのスーツに黄金のメンポの男、ネコソギ・ファンドＣＥＯのラオモト・カン！
彼の拍手に合わせて他の参加者も拍手を始める
しかし、マッポ関係者は渋い顔で咳払いをした

「一番重要なのは機体の人工知能だよキミィ

　モーターヤブ、あれは敵味方の識別もできんポンコツだ

　そこは大丈夫なんだろうね？　僕は選挙に出たいんだからイメージダウンは困るんだよ！？」

「エー、そのあたりについては、実に万全なのであります

　人工知能が根本的に違いまして、人体のニューロンを利用しており・・・　まあ、実物を見てもらった方が早いでしょう

　ドーゾ！　ご覧ください、これが－モータードクロです！」

室内がどよめく
資料が映し出されていたスクリーンが巻き上げられると、そこにはオムラの社章がレリーフされた円形の鋼鉄扉が！

パシュ！

蒸気が噴き出しロックが外れると、異形のシルエットが逆光を浴びて浮かび上がった

「ドーモ、ミナサン、ハジメマシテ、モータードクロ、デス」

合成音声がプレゼンテーション・ルームに響いた
ゴリラめいた屈強な鋼鉄の胸板には赤の毛筆体で『秩序』、さらに補足的に『敵を許さないです』と書かれている
鋼鉄のシャフトやシリンダーがむき出しになった八本の腕
背中にはベンケ・ニンジャの如く大量の武器が背負われている

その顔はブッダを守って戦ったというガーディアン・ニンジャ達の伝承が記号的に取り入れられており、畏怖を呼び覚ますデザインだ。コワイ！

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