過去ログ - A Rabbit's Life (オリジナル百合)
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545: ◆/BueNLs5lw[saga]
2017/01/23(月) 23:50:58.77 ID:VjyrZUVa0
「どうして、ピトン。恨みを晴らしに来たのでしょう?」

「恨み?」

「あなたを利用した私達へ復讐しに来た、そうじゃないの?」

さも当たり前のようにハイジは言った。
こうなることを最初から予想していたようだった。

「どうして、愛するあなたに復讐なんてしなくてはいけないんですか。私はあなたに会った時に一度死んだ。私をこれまで生かしていたのはあなただった。あなたに会えたから、私はまだこうやって立っているんです」

「でも、あなたも、この世界にうんざりしたでしょ? 私は、そうよ」

まるで、直属の上司のやり方が気に食わないとでも言うように。

「けれど、世界の理に従って死ぬくらいなら、可愛いあなたの手で死にたいわ。ピトン――」

カツンとヒールを鳴らし、私の体をしっかりと抱きしめる。
ハイジの香り。
私の髪を梳かす指。




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