3:名無しNIPPER[sage]
2015/09/22(火) 16:11:36.83 ID:/JHwdyX00
「だからね、咲、」
「……はい」
咲の応答を聞いてから、少しだけ『ため』を作って、言う。
「私に、いい思い出を作らせてちょうだい?」
口角を上げ、歯は見せず、問いかけるように、いたずらっぽく。
文脈で考えると、相当にプレッシャーになることを私は口にしているはずだ。
そこを敢えて軽口のように言うことで、咲の緊張を、ほぐし、また適度に張りつめさせようというのが私の狙いであった。
その意図が、伝わってくれただろうか?
私の言葉を聞いた咲は、若干ぎこちなくも柔らかい笑顔で「……はい」と口にした。
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