過去ログ - 【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である【データ3】
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989: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2015/10/19(月) 17:47:11.84 ID:QqxhmLgTo

天乃「……って、え?」

天乃は端末を握り締めたまま、呆然と呟いて

窓に映る自分を見つめる

紛れもない久遠天乃だ

けれど、天乃には違和感があった

そこに映る自分ではなく自分の思考に関して、だ

天乃「………………」

今さっき、天乃は

女子から受ける好意に対し

なんの迷いもなく、恋愛的な好意だと思った

だからこそ、恋愛したことのない私。と言ったのだ

天乃「違う、わよね……? この好意は羨望とか、そういう。だからえっと……」

私、なんで女の子からの好意が恋愛の方だって思ったの?

だってそんなの普通じゃないっていうか。おかしいというか

恋愛は普通、男の子とするもののはずなのに……

天乃「っ」

もしかして

そう考えそうになった天乃は激しく首を振る

それに合わせて揺れたポニーテールは、少し、懐かしい感じがした


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