過去ログ - 朝日奈葵「苗木ととれーにんぐ!」
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7:名無しNIPPER[saga]
2015/09/24(木) 00:38:51.24 ID:nH3K612x0
 包み隠さない本音だった。

 その言葉がどう響いたのか、彼女は一瞬目を見開いて……すぐさま、ぷいっと視線を逸らしてしまった。

 光の加減かは分からないが、耳まで真っ赤に染まっているように見える。

「そ、そっか……うん、なら、まあ、いいよ」

 そうしてそっぽを向いたまま、彼女はボクを許したようだった。

「…………?」

 どうやら、ある程度は彼女の期待に適う返答だったらしい。ボクは少しだけ安心する。

 しかし結局、何がなんだか分からない状況は変わっちゃいない。

 そろそろ、彼女の意図を確認してもよさそうだ。

「それで、どうしたの? ずいぶんと、慌ててたみたいだけど」 

 慎重に言葉を選びつつ、ボクは彼女に問い掛ける。

 すると彼女も、はじめは躊躇う様に視線を床に向けたものの。

「ええと、苗木……?」

 覚悟を決めたように、ひどくゆっくりと唇を動かして、言葉を紡いでゆく。

「変なこと聞いて悪いけどさ……」

 どんな相談が来ても驚かないように、お腹に力を入れて、彼女の言葉を待つ。
 

「『コーチに脅されて身体を要求された』時の拒絶って、どうやればいいのかな……?」


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