41: ◆7SHIicilOU[saga]
2015/11/11(水) 02:08:54.03 ID:XiJxHnPRo
―――
「残念だ。あぁ、残念だよ掃村。
僕が数少ない友人と認めた掃村君。
そんな君が大多数のつまらないクラスメート諸君と同様に
ちょいと女の子と一緒の時間を過ごしただけで浮足立って
『もしかしてあいつ俺の事好きなんじゃね』とか
言いだす様な事はないと思っている。思っているけれど。
しかしながら心配になる私の気持ちもわかってくれたまえ。
あれだけ楽しそうに昼休みの間二人きりの時間を過ごしているのを見せつけられてはね。
あぁ、勘違いしないでくれたまえよ? 別に覗いてた訳じゃない、
そんなこと私がするとでも? ……うん、そうだろう。
よく私の事をわかってる。流石は掃村だ。その鈍感さはピューリッツァー賞物だよ。
とてもとても引っ叩きたくなるね、っと閑話休題。
とにかく私が言いたいのは、だ。ちょいとお昼を一緒したからって
大神さんが君の事を好いているなんて勘違いをするなよクソッタレって事なんだけどわかってもらえたかな?」
チャイムに背中を押されて教室。
机につくなり教師が来るまでのわずかな間に
わざわざ僕の机に例によってお尻をのっけて
のべつ幕無し立て板に水で言い切る深巫に。
「お、おぅ……」
ということしかできなかった。
『あぁ、そうだな!』とかネタに走る間もなかった。
なんかもう気圧されるとはこのことか、みたいな。
やべぇ。
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