43: ◆7SHIicilOU[saga]
2015/12/14(月) 02:05:48.27 ID:MiBiW7IUo
「わかってくれたようでなによりだ。
なによりだよ掃村、そんな聡明で博識な君にならばと
次いで聞くがもちろんなぜ僕がこんなにも腹を立てているかわかるかい?
勿論君ならわかる筈だ。むしろわからないなんて言った日には
それはそれは泣く子ももっと泣く目にあわせざるを得ない。
あ、先に言わせてもらうと当然だけれど嫉妬とかそんな阿呆臭い
理由じゃない。そんな訳があるか、喧嘩売ってるのか君は。
さらに言うと一言もなく大神さんと連れ立ってどっか行ったからでもない、
別に毎日一緒に昼を取っているからって約束してる訳じゃないし、
一緒に居なくちゃいけない訳じゃないからね。それに君がいなくても
食事を一緒に取る相手ぐらい他にもいるさ。あぁ、そうだとも!
君は数少ない友人ではあるけれど唯一無二の友人という訳じゃないんだからね!」
はぁはぁと、一気にまくし立てた後に大きく息を吸う深巫。
そこまで僕の昼休みの行動は彼女の逆鱗に触れたということか。
「オーライ。オーライだ深巫。深巫秤さん、
つまり君はこう言いたい訳だ。
僕が大神と飯を食うのは構わない、黙って行ったのも良しとしよう、
嫉妬した訳じゃないし寂しかった訳でもない。ただなんとなく調子こいてる僕が気に食わない、と」
整理してみたら存外酷い言い分だった。
僕、これ悪いか? 謝る必要あるか?
……うぅん、まぁ仕方ない。円滑な人間関係の為だ。
「……ごめんね秤ちゃん」
引っ叩かれた。
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