5:名無しNIPPER[saga]
2015/09/24(木) 16:28:02.61 ID:VB0G/KlUo
「おはよう」
音を立てて立て付けの悪い教室の扉を開く、
勿論、妹のではなく自分の教室の扉をだ。
すると既に登校しているクラスメートは
当然のように僕に挨拶を寄越す。
僕も、それに平然と答えながら自分の席に腰をかけ
鞄を机脇のフックに掛ける。
と同時に深巫が机にするすると近寄ってきて
僕の机の上に座る。
「やぁ、元気?」
「そこそこだけど」
「それはそれは重畳だ」
「深巫はどうなんだい? あまり顔色がよくないけど」
「二日目だ」
「それはそれは重畳だ」
僕は会話をしながら鞄から机に私物を移動させる。
机に座り頭上から言葉を投げかけてくる女子に文句を言ったりはしない、
言うだけ無駄だと知っているからだ。
決していいお尻をしているからではない。念のため。
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