3: ◆ERH4IkRlmI[saga]
2015/09/24(木) 21:25:19.01 ID:lqm5aARe0
エイ「ひどいよ、からかってないのに。ぐすん、ううう…
わあああん、わあああん…」
ウツボ「うるさいぞ、坊主!気持ちよく昼寝をしてたのに!」
エイ「ぐすん、ごめんなさい。でも、ぼくまいごなの」
ウツボ「なんだ、思ったよりずいぶんと小さな子供じゃないか。仕方ねえ、ここで見捨てちゃ男がすたる。俺が力を貸してやろう」
エイ「どんなところにすんでたか、おもいだせないの。ぼく、どうしちゃったんだろう」
ウツボ「坊主、本当に何も思い出せないか?ささいなことでもいいんだぜ」
エイ「ええと、ううん…なんだか、もっとあったかいところだったようなきがするよ」
ウツボ「ふうむ、暖かいところか。そんなら、南の方角かね」
エイ「みなみって、どっちだろう?」
ウツボ「何、それも分からんか。よく聞け坊主、あそこに太陽が見えるだろう?とすると、こっちが南だな」
エイ「おじさん、ありがとう!」
ウツボ「俺はまだお兄さんだ!いいか、太陽は少しずつ動いてるから気をつけるんだぞ」
ウツボさんは、見た目は怖いけれど、優しいお魚でした。
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