過去ログ - 【安価SS】京太郎「麻雀なんて辞めよう」咲「ヤメサセナイ」
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14: ◆ZOFj8ipEtg[saga]
2015/09/25(金) 00:10:42.11 ID:71AejUcco


 和と遭遇した翌日

 とんだ初デートだったが、マネージャーは笑って許してくれた
 こんな面白い体験無いと、逆に興奮気味だったのが気になったが……

京太郎「……」

 そっと制服の袖を捲る
 和に掴まれた腕は、一晩経った今もくっきりと跡が残っている

 俺を逃さないと、物語っているようで……気色悪い

京太郎「やめだやめ。そんなことより朝練だ」

 いつものように朝練に励み、チームのみんなと馬鹿騒ぎをする
 麻雀部にいたころには味わえなかった楽しさが、確かにここにあった

京太郎「でさ、俺の飼ってるカピバラがエロ本を咥えてさー!」

 くだらない下ネタ
 共感してくれる友人
 それを叱りつける真面目なマネージャー

 あぁ、俺は今……ようやく

 ずっと欲しかったものを、手に入れたのかもしれない


まこ「楽しそうじゃな」

京太郎「え?」

 チームメイトとグラウンド脇を歩いていると、木陰から染谷先輩が顔を出す
 途端に周りがヒューヒューと声を上げるが……

京太郎「な、何を……?」

 俺は冷や汗を流しながら拳を握り締める
 
 まさか、染谷先輩も咲逹のように……?
 
 そんな考えが脳裏をよぎる

まこ「すまん、わしとコイツを二人きりにして欲しいんじゃが?」

京太郎「話なら、みんなが居る前でもいいじゃないですか」

 俺は必死にみんなと離れないようにするが、チームメイトは何も知らない
 告白か何かと勘違いしたのだろう、すぐに俺を置いて校舎の中に消えていった

まこ「……さて、京太郎」

京太郎「そ、染谷先輩まで変なことを言うんですか?」

まこ「変なこと?」

京太郎「俺が、部活を辞めていないとか……」

 内心ドキドキしながら、俺は染谷先輩の様子を探る
 しかし、意外にも染谷先輩の態度は普通のものだった

まこ「何を言うちょるんじゃ。そんなの、とっくに知っとるけぇ」

京太郎「え?」


 


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