過去ログ - 【ラブライブ】花陽「雨、絵里ちゃんと一緒の土曜日」
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名無しNIPPER
2015/09/25(金) 21:10:12.13 ID:4e2PVGEMO
絵里「興奮して授業に集中できないとか、その辺かしら?」
花陽「えっと……うんっ」
絵里ちゃんの言う通りでした。
激戦区の東京の一次予選を突破したこと。
厳しいけど充実した練習。
それに!
生A-RISEに会えて、しかも、誉めてもらえたこと!
そんな風に、最近は色んなことがたくさんあって……。
花陽「授業中も……その、ライブのこと考えちゃってて……」
絵里「はぁぁ」
これには流石の絵里ちゃんもため息を吐きます。
うぅぅぅ、なんだか申し訳ないです。
花陽らしいといえば花陽らしいけれど。
そんな風にフォローしてくれた絵里ちゃんの優しさが今は痛いよぉ……。
花陽「ご、ごめんね?」
絵里「ダメよ? 授業はきちんと聞くこと!」
花陽「は、はい……」
怒られちゃいました。
うぅぅ、花陽はダメな子ですぅ……。
と、落ち込みかけた花陽の耳に、
絵里「ふふっ」
小さく笑う絵里ちゃんの声が入ってきます。
えっと、絵里ちゃん?
どうして笑っているの、と尋ねる代わりに首をかしげます。
すると、絵里ちゃんは、
絵里「なんてね」
花陽「え?」
絵里「偉そうなこと言ってるけれど、私もその気持ちはわかるわ」
そう言って、絵里ちゃんは優しい表情になって。
絵里ちゃんもそうなの?
そう尋ねた花陽に、コクリと頷きました。
絵里「私も授業の内容よりも放課後の練習メニューに考えがいってることあるもの」
そういうときに限って、当てられるのよね。
そんな風に絵里ちゃんはおどけて、ウインクをしました。
ふふっ、なんだかちょっと力が抜けたかも。
花陽「ありがと、絵里ちゃん」
絵里「お礼はこれが終わったら、ね? 今は勉強、しっかりしましょうか」
花陽「うんっ!」
絵里ちゃんの言葉に、花陽は大きく頷きました。
よしっ!
頑張ります!
――――――
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